子犬のご飯の量・回数は?与え方や成犬用フードへの切り替え方を徹底解説

子犬のご飯の量・回数は?与え方や成犬用フードへの切り替え方を徹底解説

子犬が我が家にやってきた!!

はじめて子犬をお家に迎えて、ウキウキな気分でいっぱいのあなた。ところが、いざ子犬にご飯をあげようと用意をはじめると・・

「子犬を飼うのは初めてで、どうやってドッグフードを食べさせたら良いかわからない・・」
「子犬がドッグフードを全然食べない・・」
「子犬のご飯は1日3~4回?」「1日2回に減らす時期はいつ?」
「子犬用から成犬用のドッグフードに、急に切り替えていいの?」など。

子犬のご飯のあげ方で分からないことが多く、ちゃんと育てていけるか不安に思っていませんか?

でも、大丈夫!
子犬のご飯の与え方は、子犬の成長にあわせてポイントを押さえれば問題ありません。
子犬はすくすく元気に育ってくれます。

それでは、子犬の食事の与え方や注意点をチェックしていきましょう。

チェックポイント!

子犬の食事方法は、成長にあわせて少しずつ変化します

とはいえ、成長期間ごとのポイントを押さえれば大丈夫!

1つずつ、一緒に確認していきましょう

子犬の成長期間は、3段階に分かれている

子犬の成長期間は、3段階に分かれている

子犬にご飯を与える方法は、子犬の成長にあわせて少しずつ変化します。

なお、子犬の成長期間は約1年間(大型犬は1年半~2年)。ただ、1年間ずっと同じペースで成長するわけではありません。

1年間ある成長期間のなかでも、「ほ乳期」「離乳期」「成長期」の3つの段階で子犬は成長していきます。

この3つの成長段階ごとに、食事のあげ方も少しずつ変化していくのです。

それぞれの成長期間の日数と食事の大まかな流れは、こんな感じです。

子犬の成長期間と食事について

    【ほ乳期】生後0~30日

    生まれて間もない、ほ乳期の食事は、母犬の母乳もしくは犬用のミルクだけを与えます。

    犬の母乳は、タンパク質・脂肪・カルシウム・エネルギーがバランス良く含まれていて栄養満点。

    なお犬用ミルクの場合は、子犬の週齢ごとに授乳回数が変わる点に注意が必要です。

    ●子犬用ミルクの1日の授乳回数

    【1週齢】8回

    【2週齢】5回

    【3~4週齢】4回

    ※参照 https://www.royalcanin.co.jp/

    【離乳期】生後1~2ヶ月

    生後3~5週間頃になると、乳歯が生えてきます。

    母乳やミルクと並行して、ドライフードをぬるま湯やミルクでふやかした離乳食を開始します。

    食事回数は1日、3~4回。

    完全に離乳させる時期は、生後2ヶ月前後が目安です。

    【成長期】生後3~12ヶ月

    離乳食から通常のドッグフードに少しずつ切り替えます。

    生後6~8ヶ月頃には、ドライフードをふやかさない状態で食べられるのが一般的です。

    食事回数は1日3~4回から、月齢が上がるにつれて2回に減らします。

    また成長期の後半は、子犬用から成犬用フードへ徐々に切り替える時期でもあります。

それでは、「ほ乳期」「離乳期」「成長期」のそれぞれの注意点について、1つずつ詳しく見ていきましょう。

チェックポイント!

子犬は「ほ乳期」「離乳期」「成長期」の3段階で成長していきます

それぞれの成長期間の食事方法を見ていきましょう

【ほ乳期:生後0~30日】母乳やミルクで栄養補給

【ほ乳期:生後0~30日】母乳やミルクで栄養補給

生後0~30日のほ乳期の食事は、母犬の母乳もしくは犬用のミルクだけを与えます。

犬の母乳は、タンパク質・脂肪・カルシウム・エネルギーがバランス良く含まれていて栄養満点。

また母乳は消化しやすく、出産直後から24時間以内に分泌される「初乳」には母犬の免疫成分(抗体)も含まれています。

生まれて間もない子犬の体には、菌やウイルスに対抗する免疫がないので、母乳を通じて母犬の免疫を受け取ることは、体を守る重要なポイント。母の力は偉大なのです。

一方、母乳の分泌が少なかったり、出産した子犬の数が多くて十分な量を飲めない子犬がいる場合などは、母乳の代わりに犬用のミルクを与えます。

一方、母乳の分泌が少なかったり、出産した子犬の数が多くて十分な量を飲めない子犬がいる場合などは、母乳の代わりに犬用のミルクを与えます。

生まれたばかりの子犬は、手のひらにおさまるほど小さいですが、生後10日も経つと生まれた時の2倍の体重になるほど、短期間でグングン成長していきます。

そのため生まれてから1週間は、たくさんミルクを飲ませることが大事。

はじめの1週齢目は1日8回、2週齢目は回数を少し減らして1日5回、3週齢以降は1日4回とミルクの回数を少しずつ変更していきましょう。

子犬用ミルクの1日の授乳回数

週齢授乳回数小型犬
10kg以下
中型犬
11~25kg
大型犬
26~44kg
超大型犬
45kg以上
1週齢83~10ml5~20ml10~25 ml15~35 ml
2週齢510~30 ml15~50 ml30~70 ml40~80 ml
3週齢420~50 ml35~90 ml60~120 ml85~125 ml
4週齢425~60 ml45~125 ml90~170ml120~190 ml

※体重は成犬になったときの重さです
※参照 https://www.royalcanin.co.jp/
ここで犬用ミルクを与えるときの注意点を1つ、お伝えします!

子犬に人用の牛乳を与えてはダメ!

子犬に人用の牛乳を与えてはダメ!

子犬にミルクを与えるときに絶対守ってほしいのが、私たちが普段飲んでいる牛乳を与えないこと。

じつは同じミルクとはいっても、犬用のミルクと私たちが飲んでいる牛乳では含まれている栄養成分がちがいます。

じつは同じミルクとはいっても、犬用のミルクと私たちが飲んでいる牛乳では含まれている栄養成分がちがいます。

なお牛乳の栄養成分は、タンパク質26%、脂肪28%、乳糖40%、ミネラル他が6%含まれているのに対して、犬用ミルクに含まれる栄養成分はタンパク質33%、脂肪42%、乳糖15%、ミネラル他10%。

※参照 https://www.env.go.jp/

人用の牛乳には、犬の体内では分解しにくい「乳糖」が多く含まれているので、子犬に与えると下痢を起こす可能性があります(成犬もダメです)。

私たちのなかにも、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする人がいますよね。これも牛乳に含まれる乳糖を分解できないことで起こる、「乳糖不耐症」という同じ症状です。

ほかにも牛乳は、子犬の発育に欠かせないタンパク質や脂肪が犬用ミルクよりも少なく、栄養を十分に補えません。

そのため子犬には必ず犬用のミルクを与えるか、ヤギのミルクを与えるようにしましょう。

ヤギのミルクは犬が分解しにくい乳糖が少なく、母乳に含まれているラウリン酸など成分も豊富に含まれているので、子犬にも安心して与えられます。

チェックポイント!

子犬には犬用ミルクかヤギミルクを与えること

人用の牛乳は下痢になるので絶対NGです

ここまでが、【ほ乳期:生後0~30日】の食事のポイントです。この1ヶ月間は子犬がみるみるうちに成長し、あっという間に過ぎていくと思います。

ほ乳期の1ヶ月がバタバタと過ぎていくと、次は離乳期へと移行します。

【離乳期:生後1~2ヶ月】離乳食を少しずつ開始!

【離乳期:生後1~2ヶ月】離乳食を少しずつ開始!

犬はほ乳期から離乳期へ移り変わるくらい、生後3~5週間頃に乳歯が生えてきます。この頃から、子犬の食事は母乳やミルクと並行して離乳食を開始します。

離乳食は、子犬用のドライフードをぬるま湯でふやかしたもの。

離乳食をはじめる最初の頃は、ドッグフードを犬用のミルクでふやかしてもOKですが、ミルクでふやかしたフードばかり与えると、ミルク無しでは食べなくなる場合があります。

またドッグフードは子犬に必要な栄養がバランス良く調整されているので、ミルクを使用すると栄養過多になる恐れもあるので、基本的にはぬるま湯でふやかしましょう。

このとき、熱湯でふやかすと熱に弱い栄養成分が壊れてしまうので、40℃程度の人肌より少し熱いくらいの温度でふやかすのがポイントです。

なおドッグフードを少し砕いてからぬるま湯を加えると、はやくふやかせます。

また離乳食開始の初日は、ごく少量を子犬の口まわりにつけて様子を見ましょう。

嫌がるようであれば、無理に食べさせる必要はありません。
子犬は母乳やミルク以外の食べ物をはじめて口にするので、ゆっくり慣れさせることが大切です。

チェックポイント!

離乳食はゆっくり慣れさせることが大切

最初はごく少量を与えてみよう!

はじめは嫌がっても徐々に慣れていくので、離乳食を増やしながら母乳やミルクの量を少しずつ減らしていきます。

離乳食を開始してから10日くらい、生後2ヶ月前には完全に離乳できることを目標にしましょう。

また離乳が完了したら、ドッグフードを1日に3~4回の小分けにして与えます。

ちなみに犬の成長速度のピークは、離乳期の生後2ヶ月まで。
主に骨が発達し、生後2ヶ月頃には体重が生まれたときの10倍以上にも増えているはずです。

そのため離乳期である生後2ヶ月までの食事管理は、とくに重要です。

ただし、元気に大きくなってほしくても、ご飯の与えすぎは健康に良くありません。

ご飯をあげ過ぎると体に悪影響を与える場合もあるので、ドッグフードの給与量はきちんと守りましょう。

チェックポイント!

離乳が完了したら、食事を1日4回に小分けにして与えましょう

また慣れてきたら食事回数を4回から3回に変更

1回に食べるご飯の量を増やしてみよう

次は生後3ヶ月からはじまる成長期です。

子犬をお家に迎える場合の多くが、生後3~4ヶ月の成長期に入りたての時期だと思います。

どんどん大きくなる子犬に対して、どんなことに注意すれば良いのか見ていきましょう

【成長期:生後3~12ヶ月】離乳食から固形フードへ

【成長期:生後3~12ヶ月】離乳食から固形フードへ

生後3ヶ月を過ぎたら、柔らかく食べやすいフードを卒業する準備に入ります。

ドッグフードを固形のまま食べられるように、ドッグフードをふやかす水分を徐々に減らしていきます。

このとき、昨日までドッグフードをふやかして与えていたのに、急に次の日から固形のドッグフードを与えるのはNG。

生後3~4ヶ月の子犬は、まだまだ消化器官が未熟なワンちゃんも多いため、急にドッグフードを固形まま与えると、お腹がビックリして下痢を起こす場合があります。

またドライフードは水分量が10%と少なく、ふやかした状態より香りがあまり感じられません。

なお、ワンちゃんにとって「匂い・香り」は、食欲を刺激する重要なポイントです。

そのため、ある日突然ドッグフードをそのまま出してしまうと、愛犬の心の中では・・

「昨日食べたご飯のほうがいい匂いだった・・・このご飯、なんかイヤだ・・」とドッグフードを食べなくなる場合があります。

こうなってしまうと、今まで頑張ってきたアレコレがすべて水の泡。・。・。・

それだけは絶対に避けたいので、固形ドッグフードへの移行は気長にトライすることをおすすめします。

チェックポイント!

子犬が硬いフードに嫌悪感を抱かないように、ふやかしたドッグフードから固形のドッグフードに切り替えるのは、ゆっくり時間をかけておこなおう

なお、ドッグフードをふやかさず、固形の状態のまま食べられるようになる時期は、ワンちゃんによってバラバラです。

早い場合は生後3~4ヶ月で、すぐに固形フードを食べるようになります。その一方で、生後12ヶ月の成長期ギリギリまで柔らかいフードを好むワンちゃんもいます。

一般的には生後6~8ヶ月頃に、固形のドッグフードをそのまま食べられるようになるケースが多いですが、愛犬のペースにあわせてあげるのが1番です。

また食事回数が4回だった場合は3回に減らし、固形のドッグフードだけを食べられるようになった頃から、食事回数を1日2回に減らすように調整しましょう。

チェックポイント!

ふやかさない状態でドッグフードを食べられるようになるのは、平均で生後6~8ヶ月頃

ただ、この数字はあくまでも目安なので愛犬のペースに合わせてあげよう

また固形フードだけを食べられるようになった頃から、食事回数を1日2回に減らしていこう

固形フードへの切り替えは、愛犬のペースに合わせることが大事ですが、柔らかいフードを長期間食べさせることに、次のような不安を感じていないでしょうか?

柔らかいフードは、犬の体に悪いの?

柔らかいフードは、犬の体に悪いの?

長い期間、子犬に柔らかいフードを食べさせると・・

「固形フードのほうが口の中に食べカスが残らず、虫歯になりにくいのでは?」
「柔らかいものばかり食べていると、噛む力が鍛えられないんじゃないか?」など。

子犬の体を心配するあまり、このような不安を感じて、「固形のドッグフードを早く食べられるようにしてあげなきゃ!」と焦ってしまう気持ち・・すごくわかります。

しかし、ふやかしたドッグフードを長期間与えたことが原因で、子犬が虫歯になったり噛む力が弱まることはありません。

まず虫歯への影響ですが、そもそも犬の口の中はアルカリ性なので、酸性の環境を好む虫歯にはなりにくい体質です。

むしろ犬は虫歯より歯周病になりやすいのですが、歯周病の予防に最も効果的なことは「歯みがき」。固形のドッグフードを食べさせることではありません。

また「噛む力」については、そもそも犬はドッグフードを丸飲みする場合が多く、ドッグフードをそれほど噛んでいません。

そのため「噛む力」を鍛えるのは食べ物より、ロープなどのおもちゃのほうが効果的です。

このことから、柔らかいフードを長期間食べさせても問題ありません。安心して、愛犬のペースに合わせてあげましょう。

チェックポイント!

柔らかいフードを長期間与えることと、虫歯や歯周病のリスクはほとんど関係ありません

なお、ドライフードは水分がほとんど含まれていないので、新鮮な水がいつでも飲めるようにお水の用意もお忘れなく!

そして、固形フードへの変更以外にも、成長期の子犬の食事にはまだまだ注意が必要なことがあるようです・・

生後4ヶ月からは肥満・食べすぎに注意!

生後4ヶ月からは肥満・食べすぎに注意!

子犬は生後12ヶ月までが成長期間ですが、子犬の成長速度のピークは生後2ヶ月までです。

また、1日に必要とするエネルギー量が最も多い時期は、小型犬(体重10kg以下)で生後4~5ヶ月、中型犬(体重25kg以下)で生後5~6ヶ月、大型犬(体重25kg以上)で生後6~7ヶ月頃。

これらの時期を過ぎると成長速度はグッと落ちて、体に必要なエネルギー量も減っていきます。

そのため子犬の月齢にあわせてドッグフードの量を調整しないと、必要以上にカロリーを摂りすぎて肥満になる場合があるので要注意です。

とくに生後4~5ヶ月以降は、子犬の体内で脂肪組織が発達しはじめます。そのためこの時期に食べすぎると、脂肪組織がどんどん増えることに・・。

しかも、子犬の頃に脂肪組織が増えすぎると、成犬になってからも太りやすい体質になってしまうのです。

「たくさん食べて大きくなってほしいから」
「ちょっと太ってるほうがコロコロしてて可愛い」

なんて思いからドッグフードを与えすぎると、愛犬は肥満体質になってしまいます。

ぽっちゃり体型のワンちゃんは見た目はかわいいですが、肥満は足腰の関節や心臓、呼吸器などに負担をかけて健康に悪影響を与えます。

そのため適正体重を維持するように食事管理はきちんとおこないましょう。

チェックポイント!

子犬の時期にドッグフードを与えすぎると、成犬になってからも太りやすくなるので要注意!

肥満は足腰の関節や心臓など、体に悪影響です

ドッグフードの給与量はきちんと守りましょう

大型犬の子犬はカルシウムを摂りすぎると危険!

大型犬の子犬はカルシウムを摂りすぎると危険!

また適正体重の維持のほかに、大型犬の子犬にはカルシウムを与えすぎないように注意が必要です。

カルシウムは骨や歯の発達に欠かせない栄養素ですが、大型犬は成長期にカルシウムを過剰摂取すると、「股関節形成不全」などの骨格異常になる危険性があります。

ちなみに、大型犬の成長期間は1年半から2年間。

大型犬は大きな体を支える丈夫な骨格や筋肉をつくるため、小型犬や中型犬に比べてゆっくり時間をかけて成長します。

ところが、丈夫な骨や歯の発達のためと思って、大型犬の子犬にカルシウムのサプリなどを与えると、カルシウムを必要以上に摂取してしまうことに。

すると骨だけが急速に発達して、筋肉やほかの組織が骨の成長に対応しきれず骨格異常を引き起こしてしまうのです。

股関節形成不全は普通に歩くのがむずかしく、治療が必要になります。

そのため大型犬の子犬には、カルシウムを強化した食べ物を与えるのはNG。

また小型犬専用のドッグフードは、カルシウムが多く含まれている場合もあります。カルシウムがどのくらい含まれているか、必ずチェックしましょう。

なお、ペットフードの栄養基準を設定するAAFCO(米国飼料検査官協会)では、子犬に必要なカルシウム値を0.5~1.8%以内と定めています。

カルシウムのAAFCO基準

【子犬】0.5~1.8%以内

この基準値を参考に、大型犬の子犬はカルシウム値が1.8%以内のドッグフードを選ぶようにしましょう。

チェックポイント!

大型犬の子犬に、カルシウムを強化したおやつやサプリはNG

大型犬の子犬はカルシウムを過剰摂取すると、骨格異常を起こす危険性があります

また食欲旺盛なワンちゃんとは反対に、ドッグフードを食べない子犬もいます。

子犬がドッグフードを食べない場合は、どうすれば良いのでしょうか?

子犬がドッグフードを食べない場合

子犬がドッグフードを食べない場合

「子犬がドッグフードを食べない!」
「昨日まで食べていたのに、今日になって急に食べなくなった・・」

「なんで?」「どうして?」「何が悪かった?」と、めちゃくちゃ焦りますよね。

子犬がドッグフードを食べない理由は、色々な理由が考えられます。

とくに代表的な理由は、「ストレス」「体の成長」「わがまま」「体調不良」の4つ。

子犬がドッグフードを食べない理由

  • 環境変化によるストレス
  • 体が成犬の大きさまで成長した
  • 単なるわがまま
  • 体調不良(病気、誤飲など)

子犬は私たちが気にもしない些細なことが原因で、ドッグフードを食べなくなるデリケートな一面があります。

そのためどのような理由でご飯を食べなくなるか知っておくと、その状況にベストな対応ができます。

なお、子犬がドッグフードを食べない4つの理由は、下記「子犬がドッグフードを食べない」の記事で詳しくお伝えしているので、あわせてチェックしてみてください。

チェックポイント!

子犬がご飯を食べなく鳴る理由はいろいろあります

どんな理由で食べなくなったのか、子犬の様子や状況を確認しましょう

さいごは、子犬用のドッグフードから成犬用のドッグフードに切り替える方法についてです。

子犬用から成犬用のフードに切り替える時期は?

子犬用から成犬用のフードに切り替える時期は?

ドッグフードにはどの年齢のワンちゃんも食べられる「オールステージ対応(全年齢対応)」のドッグフードと、子犬用や成犬用、シニア用など、犬の成長段階に合わせたドッグフードがあります。

じつは犬は子犬と成犬では、体に必要な栄養バランスがちがいます。

なお、オールステージ対応のフードは、子犬と成犬の両方に必要な栄養バランスを満たすように作られていますが、子犬用や成犬用のフードはそれぞれが必要とする栄養バランスに特化したもの。

そのため子犬用は子犬の時期だけ与え、成長とともに成犬用フードへ切り替える必要があります。

では、子犬用から成犬用のドッグフードへ変更する時期はいつかというと・・

それは小型犬・中型犬・大型犬で、それぞれちがいます。

それは小型犬・中型犬・大型犬で、それぞれちがいます。

子犬用から成犬用のドッグフードに切り替える時期は、チワワなど体重が3kg以下の超小型犬や柴犬やパグなど体重が10kg未満の小型犬は、生後8~9ヶ月頃。

コーギーやビーグルなど体重が25kg未満の中型犬は、生後12ヶ月前後が目安です。

そして成長期間が最も長い体重25kg以上の大型犬は、生後18ヶ月(生後1年半)を過ぎたあたりから成犬用フードへ切り替えていきましょう。

これらの時期は、それぞれの犬種が成犬になる時期と同じです。

なお、子犬用のフードは成犬用よりカロリーが高く設定されています。

そのため上記の時期を過ぎてからも子犬用フードを与え続けていると、肥満になってしまう危険があるので成犬用フードにスムーズに切り替えてあげましょう。

チェックポイント!

子犬用から成犬用のドッグフードへ変更する時期は、犬種によってちがいます

また成犬用ドッグフードへの変更は、急に切り替えないでゆっくり時間をかけることがポイント。

子犬用と成犬用では栄養成分がちがうので、新しい栄養バランスのフードに子犬の体が慣れるように、子犬用フードに成犬用フードを少しずつ混ぜて与えましょう。

子犬用と成犬用では栄養成分がちがうので、新しい栄養バランスのフードに子犬の体が慣れるように、子犬用フードに成犬用フードを少しずつ混ぜて与えましょう。

1日目は子犬用フード9割に対して、成犬用のフードを1割混ぜて与えます。子犬の様子やウンチの状態に変化がないかチェックしましょう。

次の日、愛犬にとくに変わった様子がなければ、1日目よりも2日目、2日目よりも3日目と、成犬用のフードの割合を徐々に増やしていきます。

成犬用のドッグフードに完全に切り替える日数は、10日から2週間を目安におこなうと、子犬の体にも負担がかかりません。

チェックポイント!

愛犬の食事内容を変更するときは、「ゆっくり時間をかけて」が鉄則!

急に食事内容を変えると、愛犬がストレスを感じたり体がビックリして、下痢やおう吐を起こす場合があるので気をつけましょう

以上が、子犬のドッグフードの与え方と注意点です。
ぜひ、愛犬の食事の参考にしてください。

まとめ

子犬はいたずらしたり、目にしたものを口にするなど、毎日がバタバタの連続。
「何もできていないのに、こんな時間になってしまった・・」なんてことも、しょっちゅうあると思います。

ただ愛犬の子犬の時期は、たった1年間です。
はじめは慣れなくて大変なことも多いと思いますが、愛犬が日に日に成長していく大事な時期でもあるので、愛犬と一緒に子犬期をたっぷり楽しんで過ごしてくださいね。

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