
【ペットフード販売士厳選】食いつき抜群!愛犬が飽きない!おすすめのドッグフードランキング

「ドッグフードの食いつきが悪い・・」
「新しいドッグフードに変えても、すぐ飽きて食べなくなる・・」など。
愛犬が気に入るドッグフードがなかなか見つからず、ドッグフードの買い替えに疲れを感じていませんか?
そこで、食いつきの良いドッグフードの選び方について、ペットフード販売士が3つのポイントにしぼって解説します。
また、愛犬におすすめの食いつき抜群なドッグフードも3点ランキングでご紹介しますので、ぜひ愛犬のフード選びの参考にしてください。
これだ!と思って購入したドッグフードを愛犬がまったく食べてくれないと、かなりショックですよね・・
愛犬がパクパク食べてくれるように、食いつきの良いドッグフードのポイントを一緒にチェックしましょう
それではまいります。
目 次
食いつきの良いドッグフードを選ぶには?

食いつきの良いドッグフードを選ぶポイントは、大きくわけて3つあります。
それはドッグフードの「におい」「主原料」「粒の大きさ・かたさ」の3点です。
食いつきの良いドッグフードを選ぶポイント
【ポイント①】フードのにおいが強いもの
犬は人の1億倍ともいわれる、優れた嗅覚を持っています。
そのためドッグフードの食いつきに影響するのは、「味」より「におい」。
愛犬の食欲を刺激するには、香りの強いものや素材の風味が凝縮されたウェットフードがおすすめです。
【ポイント②】主原料は肉、または魚
食いつきを高めるには、犬が本能的に求めている食材を選ぶのもポイント。
それには、主原料に肉か魚が使用されているドッグフードを選びましょう。
肉や魚には、犬の体に欠かせない栄養(必須アミノ酸)が豊富に含まれています。
また肉や魚は犬が消化しやすい食材のため、栄養を効率良く補えることから犬が本能的に求めやすく、食いつきを後押しします。
【ポイント③】愛犬の苦手な粒の大きさ・かたさは避けて
ドッグフードの粒の大きさや硬さは、愛犬によってそれぞれ好みが変わります。そこで、愛犬の苦手なサイズや硬さを把握することが大事。
フードをよく噛んで食べるワンちゃんは、粒のサイズが小さすぎると食いつきが悪くなったり、歯周病のワンちゃんはご飯を食べたくても、フードが硬すぎて食べられないなどの場合があります。
愛犬の食べかたの癖や食事中の状態などをチェックしましょう。
さらに詳しい説明や選び方のポイントについて、1つずつ確認しましょう。
【ポイント①】香りの強いフードで食欲を刺激!

犬はドッグフードの見た目や味より、においを重視しています。
そのため愛犬の食欲を刺激するには、香りの強いドッグフードを選ぶのがおすすめです。
また、食いつきが最も良いフードとしておすすめなのは、ウェットタイプのドッグフード。
水分が70%以上含まれるウェットフードは、肉や魚の風味がそのままフードに活かされているので嗜好性が高く、食欲のないワンちゃんも喜んで食べてくれるはずです。
一方、ドライフードはウェットフードより嗜好性は劣りますが、香りの強いものを選べばトッピング無しでも十分喜んで食べてくれます。
ただ、犬の嗅覚や味覚、視覚は私たちとはまったく違います。そのため飼い主さんの感覚では良いと思っても、愛犬には良くない場合もあります。
そこで愛犬にとって良いフードを見分けるために、犬の嗅覚と味覚、視覚について確認しましょう。
犬の嗅覚について

五感のなかで、犬がとくに優れているのが嗅覚。
においの種類や犬種によって多少の差はありますが、犬は人の1億倍もにおいを感じ取る力があります。
参考サイト:犬のきもちクイズ
犬の嗅覚がこれほど優れているのは、においを感じる細胞(嗅細胞:きゅうさいぼう)が多いから。
人は嗅細胞(きゅうさいぼう)が鼻の内部に約500万個ありますが、犬は嗅細胞が2億2000万個あります。においを感じる細胞が人の40倍も多いのです。
そのため、犬は人よりも食べ物のにおいに敏感。
私たちでは違いが分からなくても、愛犬はフードの種類ごとに匂いを感じ取っています。
さらに犬は匂いを記憶する能力も高いので、愛犬が食べなかったフードと似たにおいや主原料が同じものは避けましょう。
犬の味覚について

食事のとき、犬が嗅覚のつぎに重視しているのが味覚です。
犬は肉が分解されるときに発生する物質(ヌクレオチド)を好む、腐食性があります。
とはいえ、腐敗の恐れがある食品を愛犬に与えるのは絶対にダメです。
ただ、正しく保管した賞味期限内のドッグフードの匂いを飼い主さんが苦手でも、愛犬にとっては食欲を刺激する良いにおいの場合があるので、反応のちがいに注意しましょう。
ちなみに、猫は甘みを感じる細胞がありませんが、犬は甘みを感じる能力があり好んで摂取します。
反対に苦味は嫌いなので、苦味の強いフードは食いつきが悪くなる可能性があります。
犬の視覚について

人は目でも食事を楽しみますが、犬はドッグフードの見た目をまったくと言っていいほど、気にしていません。
そもそも犬の視覚は、人と大きくちがい「赤色」を感じ取る細胞がありません。
犬が感知できる色は青と緑、この2色の混合色だと考えられています。
ですから、ドッグフードに使用される着色料は犬にとって不要なもの。
メーカーが飼い主さんの購入意欲を高めるために使用しているだけです。
お肉の赤みが鮮やかなドッグフードはおいしそうに見えますが、愛犬には灰色のドッグフードに見えています。
ドッグフードは見た目ではなく、原材料を重視して選びましょう。
犬と人では感覚がまったくちがいます
自分の感覚だけでなく、愛犬がドッグフードにどんな反応をしているかチェックしましょう
つぎは、主原料についてです。
【ポイント②】犬は肉や魚を本能的に求めている!

そもそも食事の目的は、体に必要な栄養を摂取すること。ですから、犬に必要な栄養が豊富に含まれている食材を選ぶことも食いつきアップにつながります。
そこで、犬に積極的に摂取させたいのが肉と魚です。
肉や魚には犬の体に欠かせない、「10種の必須アミノ酸」がバランス良く含まれています。
10種の必須アミノ酸とは?
10種の必須アミノ酸とは、食事から摂取する必要がある成分のこと。
犬の皮膚や毛、筋肉、骨、血液、内臓など全身の細胞はすべて、アミノ酸からつくられます。
ただ、20種類あるアミノ酸のうち、10種類のアミノ酸は体内で必要な量をつくり出せないため、食事で補う必要があります。それが「10種の必須アミノ酸」です。
ちなみに、タンパク質は20種類のアミノ酸がさまざまな順番でつながったもの。
ですから全身の細胞のもととなるのは、「アミノ酸=タンパク質」です。
肉や魚に含まれる動物性タンパク質には、犬の体に欠かせない「10種の必須アミノ酸」がバランス良く含まれています。
それに対して、小麦や大豆に含まれる植物性タンパク質には、必須アミノ酸が10種類すべては含まれていません。
このことから犬の体に必要な栄養は、穀物より肉や魚に多く含まれています。そのため犬が本能的に求めるのは、穀物より肉や魚をメインに使用したドッグフードです。
また、犬が肉や魚を本能的に求めるのは、穀物より肉や魚が消化しやすいことも関係しています。
その理由について、くわしく見ていきましょう。
- 犬が穀物より肉や魚を消化しやすい理由は?
犬の祖先は肉食中心のオオカミ。その影響から、犬は穀物(トウモロコシや小麦など)より肉や魚のほうが消化しやすいです。というのも、食べ物の消化には「腸の長さ」が深く関係しています。
簡単にいうと、腸が短いほうが肉や魚を消化しやすく、腸が長くなるほど穀物などの植物性の食品を消化しやすくなります。
下記のイラストを見ながら、確認していきましょう。
まず、犬の祖先であるオオカミは腸の長さが体長の約4倍。腸が短く、肉の消化が得意です。
それに対して草食動物のウシは、腸が体長の20倍以上。植物に含まれる硬い繊維を消化できるように、長い腸を持っています。
そして犬はというと・・腸の長さは体長の約5~7倍。
オオカミより長いとはいえ、犬の腸も穀物より肉のほうが消化しやすいです。
このように腸の長さによって、消化しやすい食べ物は変わります。
なお、犬の腸は体長の5~7倍と極端に短くないので、少しくらい穀物を摂取しても問題ありません。
ただ肉や魚には、犬の体に必要な栄養が豊富に含まれており、消化もスムーズです。
ですから愛犬の食いつきを後押しするには、肉や魚をメインに使用したドッグフードがおすすめです。
肉や魚には犬に必要な栄養がたっぷり!
犬が本能的に求めている肉や魚がメインのドッグフードで食いつきを後押ししましょう!
つづいて、「フードの大きさ・かたさ」についてです。
【ポイント③】愛犬好みのサイズ・硬さを把握しよう

また、愛犬の好みのフードの大きさや硬さを把握するのと一緒に、愛犬の苦手なサイズや硬さも把握しておきましょう。
たとえば、ドッグフードを噛んで食べるワンちゃんは、粒のサイズが小さすぎると噛みにくくて、食いつきが悪くなる場合があります。(我が家の愛犬の体験談です)
ほかにも、飲み込む力(嚥下力:えんげりょく)が低下した高齢犬や歯周病の場合は、ドッグフードが硬すぎたり大きすぎると、うまく食べられないことが影響して食いつきが悪くなります。
愛犬がストレスを感じずに食事を楽しめるように、食べかたの癖や健康状態にあわせてドッグフードの大きさを選び、硬すぎる場合は40℃前後のぬるま湯でふやかして与えましょう。
ドッグフードの食いつきは、粒の大きさや硬さも関係しています
愛犬の食べ癖や健康状態から、愛犬の好みのフードを選んであげましょう
以上が、食いつきの良いドッグフードを選ぶポイントです。
いよいよ次はペットフード販売士が選んだ、愛犬におすすめの食いつきの良いドッグフードを見ていきましょう。
ペットフード販売士おすすめ!食いつき抜群のドッグフードランキング
ここからは、ペットフード販売士が選んだ【食いつきの良いドッグフード】を3点ご紹介します。
なお、ドッグフードの評価基準は、前の章までにお伝えした「食いつきの良いドッグフードを選ぶ3つのポイント」
①フードのにおいが強いもの
②主原料は肉、または魚
③愛犬の苦手な粒の大きさ・かたさは避ける
以上3つのポイントと、愛犬に安心して与えられる「安全性」と「栄養面」も評価の対象として、ランキングをつけています。
さっそく、1位から見ていきましょう。

食いつきの良いおすすめのドッグフードランキング
栄養面について
- 原材料の75%が牛肉・ラム肉・鶏肉!
- 素材の風味が活かされた、水分量70%のウェットフード
- これ1本で体に必要な栄養のすべてを摂取できます(総合栄養食)
安全性について
- 原材料はすべてヒューマングレード
- 環境規制が世界一厳しいニュージーランド産
- 柔らかいので、硬いフードを噛めない高齢犬にもおすすめ
原材料の75%に牛肉・ラム肉・鶏肉を使用したウェットタイプのドッグフード。
素材の風味がそのままフードに活かされているので、食いつきは抜群。ドライフードが苦手な愛犬も喜んでパクパク食べてくれます。
また、ブッチは1日に必要な栄養をバランス良く摂取できるように作られています。食事と同時に水分補給もできるので、喉の渇きに鈍感になる高齢犬にもおすすめです。
※ブッチ(黒)の評価内容
栄養面について
- 主原料は高タンパク低脂肪の鶏肉とサーモン!
- 皮膚トラブルの予防・改善に効果的なオメガ6・オメガ3配合
- 関節を強くする軟骨成分のグルコサミン・コンドロイチン配合
安全性について
- 原材料は人も食べられる高品質なものだけ
- 人工添加物不使用!
- 自然由来のビタミンEが、フードの酸化を安全に防止
原材料の50%に鶏肉とサーモンを使用した、高タンパクフード。
カロリーは344kcal/100gと控えめなので、体重が気になる愛犬にも安心して与えられます。
またモグワンは、手作りご飯を参考に野菜や果物がたっぷり使用されているので、ドライフードには珍しく香りが強め。
魚ベースで少し酸味のある風味が愛犬の食欲を刺激します!(うちの愛犬もトッピング無しでガツガツ食べました)
栄養面について
- 鹿肉と鶏肉をメインに、動物性原料80%使用!
- 「高カロリー・高タンパク・高脂質」で栄養満点
- 腸内環境を整える善玉菌(ビフィズス菌、カゼイ菌)配合
安全性について
- 人工添加物、遺伝組み換え作物不使用
- 原材料はすべてヒューマングレード
- 消化吸収率87%!お腹に余計な負担がかかりません
高タンパク低脂肪の鹿肉と鶏肉を中心に、原材料の8割が動物性原料のドッグフード。
「高カロリー・高タンパク・高脂質」の栄養バランスは、少量で効率よくエネルギーを補給できるので、食欲のない愛犬にもおすすめです。
またファインペッツは、かつお節に似たまろやかな風味が特徴。香りの強いフードが苦手な愛犬もファインペッツなら喜んで食べてくれるはず。
まとめ
食いつきの良いドッグフードを選ぶポイントと、食いつき抜群なおすすめのドッグフードを3点見ていただきましたが、参考になりましたでしょうか?
では、食いつきの良いドッグフードを選ぶポイントのおさらいです
食いつきの良いドッグフードを選ぶポイント
- フードのにおいが強いもの
- 主原料は肉、または魚
- 愛犬の苦手な粒の大きさ・かたさは避ける
以上のポイントを参考に、愛犬にベストなドッグフードを選んであげましょう。
(参考文献)
【一般社団法人ペットフード協会・ペットフート販売士認定講習会テキスト】
「犬・猫の体の構造と生理」「犬・猫の栄養に関する基礎知識」より
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