
【ペットフード販売士厳選】小型犬(チワワ・トイプードル)におすすめ!ドッグフードランキング

「愛犬のチワワがドッグフードを食べない・・」
「トイプードルにおすすめのドッグフードが知りたい!」
見た目のかわいさとは反対に、食べ物の好き嫌いが多いのがチワワやトイプードルなどの小型犬。
そのため、ドッグフードの食いつきの悪さや小さな体の健康面が気になるものの、どんなドッグフードを選べばいいか困っていませんか?
そこで、小型犬のドッグフードの選び方について、ペットフード販売士が3つのポイントにしぼって解説します。
また子型犬におすすめのドッグフードもランキングで3点ご紹介します!
ぜひ、愛犬のドッグフード選びの参考にしてください。
好き嫌いの多い小型犬には、どんなドッグフードが良いのでしょうか
選び方のポイントから、一緒に確認していきましょう
それではまいります。
目 次
小型犬(チワワ・トイプードルなど)におすすめのドッグフードは?

チワワやトイプードル、ポメラニアン、シーズー、ヨークシャーテリアなど、日本で人気の犬の多くは、体重が10kg未満の小型犬です。
そんな小型犬のドッグフードを選ぶポイントは、大きく分けて3つあります。
それは「高タンパク」「消化の良さ」「関節ケア」の3点です。
小型犬のドッグフードを選ぶポイント
【ポイント①】肉か魚がメインの高タンパクな栄養バランス
犬の筋肉や内臓、骨、血液、皮膚、毛、神経など、体の細胞はすべてタンパク質からできています。
そのため体の維持には、タンパク質をしっかり摂取させることが大事。
食べる量の少ない小型犬には、良質なタンパク質が豊富に含まれる肉か魚をメインに使用した高タンパクの栄養バランスがおすすめです。
【ポイント②】消化の良さ、腸内環境を整える成分もポイント
小型犬は中型犬や大型犬に比べて運動量が少ないことから、腸の動きが鈍くなりやすいです。
そのためドッグフードの消化の良さにも注意が必要。
乳酸菌やオリゴ糖、リンゴ、海藻など、腸内環境の改善に役立つ食材が含まれていると高ポイントです。
【ポイント③】関節ケアの栄養成分(グルコサミン・オメガ3)配合
小型犬は骨が細いため、階段やソファなどの少しの段差でも足腰の関節に負担がかかります。
そのため「グルコサミン」や「コンドロイチン」など、関節を強化する成分が配合されていると安心。
魚の油や亜麻仁油に多く含まれるオメガ3は、関節痛を和らげる効果があります。
さらに詳しい説明や選び方のポイントについて、1つずつ確認していきましょう。
【ポイント①】肉か魚がメインの高タンパクフード

小型犬のドッグフード選びの1番のポイントは、「高タンパク」の栄養バランスであること。
なぜなら、愛犬の皮膚や毛、筋肉、血液、内臓、骨、ホルモンなど、全身の細胞はすべてタンパク質からつくられるからです。
ですから健康な体の維持には、タンパク質の摂取が欠かせません。
そこで小型犬におすすめなのが、主原料に肉か魚を使用し、高タンパクの栄養バランスで調整されたドッグフードです。
-
小型犬におすすめのドッグフード
- 高タンパクの栄養バランス
- 主原料が肉、または魚
1つずつポイントを確認しましょう。
まず、高タンパクの栄養バランスをおすすめする理由は、さきほどもお伝えしたとおり、細胞のもとであるタンパク質をしっかり摂取するため。
つぎに、主原料を肉か魚をすすめる理由は、「良質なタンパク質」をたっぷり摂取できるからです。
- 良質なタンパク質とは・・
全身の細胞のもととなるタンパク質は、20種類のアミノ酸がさまざまな順番で並んだ状態からできています。
ですから体の維持には、20種類のアミノ酸が必要。
しかし犬の体は、20種類のうち10種類のアミノ酸を十分につくり出せません。そのため体を正常に保つには、必要量をつくり出せない10種類のアミノ酸(必須アミノ酸)を食事から補う必要があるのです。
●必須アミノ酸とは・・20種類のアミノ酸のうち、体内で必要量をつくり出せない10種類のアミノ酸のこと。
必要量を満たすには食事で補う必要があることから、「必須アミノ酸」と呼ばれています。
「良質なタンパク質」とは、この10種の必須アミノ酸を含んだタンパク質のことなのです。
なお、小型犬は食べる量が少ないので、1回の食事から良質なタンパク質(10種の必須アミノ酸)を確実に摂取することが重要。
そこでポイントとなるのが、肉か魚がメインのドッグフードを選ぶことです。

肉や魚に含まれる動物性タンパク質には、食事から補う必要がある「10種の必須アミノ酸」がバランス良く含まれています。
ですから食べる量が少ない小型犬も、主原料に肉か魚を使用したドッグフードであれば、体に必要なアミノ酸をしっかり摂取できるのです。
ちなみに、小麦や大豆に含まれる植物性タンパク質には、必須アミノ酸が10種類すべては含まれていません。
このことから、小型犬には必須アミノ酸を効率よく摂取できる肉か魚をメインに使用したドッグフードがおすすめです。
体の維持には「10種類の必須アミノ酸」の摂取がポイント
食べる量が少ない小型犬には、必須アミノ酸を効率よく摂取できる肉か魚がメインのドッグフードがおすすめです
つぎは、ドッグフードの消化の良さについてです。
【ポイント②】消化の良さ、腸内環境を整える成分配合

小型犬に与えるドッグフードは、「消化の良さ」「も重要なポイントです。
なぜなら小型犬は中型犬や大型犬より1日の運動量が少ないため、腸の動きが鈍くなりやすいからです。
とくにチワワやヨークシャーテリアなどの体重が3kg未満の超小型犬は、1日20分程度の散歩で十分。
長時間の運動は骨や関節への負担が大きく、かえって体に悪影響を与えます。
その結果、1日のほとんどの時間を室内で過ごすため、運動不足になりがち・・。
そして運動不足は、腸の活動を低下させる大きな原因です。
ですから、小型犬には消化の良いドッグフードを選びましょう。
消化の良いドッグフードのポイントは、下記の2つ。
-
消化の良いドッグフードのポイント
- 乳酸菌やオリゴ糖など、腸内環境を整える成分が配合されている
- 穀物不使用(グレインフリー)
1つ目のポイントは、腸内環境を整える成分が含まれていること。
乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌、オリゴ糖、食物繊維が豊富なリンゴ、海藻などは、腸内環境を整える働きがあります。
小型犬には、これらの食材が使用されているドッグフードがおすすめです。
2つ目のポイントは、穀物不使用(グレインフリー)のドッグフードを選ぶこと。
じつは、犬は加熱されていない生のトウモロコシや小麦、お米などの穀物の消化が苦手です。
ただ、ドッグフードはすべて加熱されているので、少量の穀物であれば犬は無理なく消化できます。
とはいえ、腸の動きが鈍くなりやすい小型犬には、原材料に穀物が一切使用されていない「グレインフリー(穀物不使用)」のドッグフードのほうが安心して与えられます。
また穀物不使用のドッグフードは、主原料に肉や魚が使用されているので、体の維持に欠かせない「必須アミノ酸」もしっかり補えて一石二鳥です。
小型犬は1日の運動量が少ないので、腸の動きが鈍くなりがちです
そんな小型犬には、乳酸菌やオリゴ糖などの腸内環境を整える成分が配合されているもの
または、犬が消化の苦手な穀物が使用されていない「グレインフリー」のフードがおすすめです
つぎは、小型犬の関節ケアについてです。
【ポイント③】関節を強化する成分配合

小型犬の華奢な骨格を守るには、関節を強くする成分が配合されているかチェックしましょう。
小型犬は骨が細いため、階段やソファ、ベットなどのちょっとした段差の上り下りだけで、足腰の関節に大きな負担がかかります。
そのため小型犬には、関節ケアに配慮したドッグフードがおすすめ。
-
関節を強化する栄養成分
- グルコサミン、コンドロイチン
- オメガ3
関節の強化には、軟骨成分の「グルコサミン」や「コンドロイチン」の摂取が欠かせません。
また、魚の油や亜麻仁油に含まれるオメガ3は、体内の炎症を抑える作用があるので関節痛を和らげる効果があります。
ぜひ、これらの成分が配合されているドッグフードを選びましょう。
小型犬のか細い骨や関節を守るために、毎日の食事から関節ケアに効果的な栄養成分を摂取させましょう
以上が、小型犬のドッグフード選びのポイントです。
また、チワワやトイプードル、ダックスフンドなど人気の小型犬について、それぞれの食事の注意点をまとめましたので、こちらもぜひチェックしてみてください。
チワワ・トイプードルなど犬種別の注意点

●チワワ
【注意点】好き嫌いが多い
チワワは世界で最も小さい犬種の1つ。
小型犬のなかでも好き嫌いが激しいので、ドッグフード選びでは嗜好性(おいしさ)も重視しましょう。
香りの強いドライフードや水分量70%以上のウェットフードがおすすめです。
●トイプードル
【注意点】皮膚・毛の健康ケア
プードルの被毛は、トップコート(上毛)がなくアンダーコート(下毛)のみ。
柔らかい巻き毛や皮膚の健康を守るには、「必須脂肪酸」と呼ばれるオメガ6とオメガ3が欠かせません。
オメガ6は鶏の油や菜種油、オメガ3は魚の油や亜麻仁油から摂取できるので、原材料にこれらの食材が含まれているものを選びましょう。
●柴犬
【注意点】デリケートな皮膚、体重管理
柴犬は皮膚がデリケートなため、乾燥やかぶれ、赤み、皮膚炎などを起こしやすいです。
そのため皮膚の健康に欠かせないオメガ6(鶏油・菜種など)とオメガ3(魚油、亜麻仁油など)を十分に摂取させましょう。
また食欲旺盛なので肥満に注意。
食事の量をきちんと計り、適正体重の維持に気をつけましょう。
●ダックスフンド
【注意点】足腰の関節のケア
ダックスフンドは胴長短足のため、他の犬種より足腰や関節への負担が大きいです。
そのため関節ケアは重点的にすること。
軟骨成分のグルコサミン・コンドロイチン、関節痛を和らげるオメガ3をしっかり摂取させましょう。
●シーズー
【注意点】デリケートな皮膚
シーズーも皮膚が弱いので、皮膚の健康に必要なオメガ6とオメガ3の摂取が欠かせません。
摂取量は、ドッグフードの栄養基準を定めるAAFCO(米国飼料検査官協会)の値を目安にしましょう。
オメガ6・オメガ3のAAFCO基準
●子犬(幼犬)
【オメガ6(リノール酸)】1.3%以上
【オメガ3】0.13%以上
●成犬
【オメガ6(リノール酸)】1.1%以上
【オメガ3】未設定
※オメガ3はα-リノレン酸0.08%とEPA+DHA0.05%の合計値です
以上の犬種別の注意点は、小型犬のドッグフード選びの3つのポイントにプラスする形で、ぜひ参考にしてください
それでは以上の内容をもとに、ペットフード販売士が選んだ小型犬におすすめのドッグフードを3点チェックしていきましょう。
ペットフード販売士が選ぶ!小型犬におすすめのドッグフードランキング
ここからは、ペットフード販売士が厳選した【小型犬におすすめのドッグフード】を3点ご紹介します。
なお、ドッグフードの評価基準は、前の章までにお伝えした「小型犬のドッグフードを選ぶ3つのポイント」
①高タンパク(肉か魚がメイン食材)
②消化の良さ
③関節ケアの栄養成分の配合
以上3つのポイントと、小型犬に安心して与えられる「安全性」も評価の対象として、ランキングをつけています。
さっそく、1位から見ていきましょう。

小型犬におすすめのドッグフードランキング
栄養面について
- 原材料の50%が鶏肉とサーモンの高タンパクフード
- 腸内環境を整える乳酸菌配合
- 軟骨成分のグルコサミン、関節痛を和らげるオメガ3配合
安全性について
- 原材料は人が食べられる高品質なものだけ
- 犬が消化しにくい穀物は一切使用されていません
- 天然成分のビタミンEが、フードの酸化を安全に防止
原材料の50%に鶏肉とサーモンが使用されているので、体の維持に欠かせない「必須アミノ酸」をしっかり摂取できます。
また犬が消化しにくい穀物は一切使用されていません。さらに腸内環境を整える乳酸菌が消化をサポート。
軟骨成分のグルコサミン・コンドロイチン、抗炎症作用のオメガ3も配合されています。
栄養面について
- 鹿肉と鶏肉がメインの高タンパクフード
- 高カロリーだから少量でエネルギーを効率よく補える
- 腸内環境を整えるプロバイオティクス(善玉菌)配合
安全性について
- 原材料はすべてヒューマングレード
- 人工添加物・4Dミート・遺伝子組み換え不使用
- 消化吸収率87%のお腹の弱いワンちゃんも安心
主原料に鹿肉と鶏肉を使用した「高タンパク・高脂質・高カロリー」の栄養たっぷりのドッグフード。
犬が消化しにくい大麦やお米も含まれていますが、ファインペッツの消化吸収率87%!お腹の弱いワンちゃんにも安心して与えられます。
またサーモンオイルやフラックスシードからは、皮膚や関節の健康に関わるオメガ3を摂取できます。
栄養面について
- 原材料の75%が牛肉・ラム肉・鶏肉!
- 水分量70%!美味しくて食べやすいウェットタイプ
- 魚油由来のオメガ3(DHA・EPA)が、関節や皮膚の健康をサポート
安全性について
- アレルギーを起こしやすい「グルテン」は含まれていません
- 環境規制が世界一厳しいニュージランド産
- 原材料が不明な4Dミート・副産物(〇〇ミート)不使用
原材料の75%に牛肉・ラム肉・鶏肉を使用したウェットタイプのドッグフード。素材の味がそのまま活かされているので、好き嫌いの多い小型犬も喜んで食べてくれます。
犬が消化しにくい穀類が使用されていますが、アレルギーを起こしやすい「グルテン(糖タンパクの一種)」は除去されているので安心。
魚の油からは、関節や皮膚の健康をサポートする抗炎症作用のオメガ3を摂取できます。
※ブッチ(黒)の評価内容
まとめ
小型犬のドッグフードを選ぶポイントと、おすすめのドッグフードを3点見ていただきましたが、参考になりましたでしょうか?
では、小型犬のドッグフードを選ぶポイントのおさらいです
-
小型犬のドッグフードを選ぶポイント
- 高タンパク(肉か魚がメイン食材)
- 消化の良さ
- 関節ケアの栄養成分の配合
以上のポイントを押さえながら、愛犬のドッグフードを選んであげましょう。
(参考文献)
【一般社団法人ペットフード協会・ペットフート販売士認定講習会テキスト】
「犬・猫の栄養に関する基礎知識」より
おすすめドッグフード目的別ランキング