
【ドッグフード販売士厳選】毛並み・毛艶を良くする!おすすめのドッグフードランキング

「愛犬の毛がパサパサして、ツヤがない・・」
「毛量が少なく、毛並みが悪い」など、愛犬の毛艶や毛並みに悩んでいませんか?
犬は油やタンパク質が不足すると、毛のツヤが失われてパサついたり、抜け毛が増えて毛量が少なくなります。
そこで、毛艶・毛並みを良くするドッグフードについて、ペットフード販売士が3つのポイントにしぼって解説します。
また、毛艶・毛並みの改善におすすめのドッグフードも3点ランキングでご紹介しますので、ぜひ愛犬のフード選びの参考にチェックしてください。
ツヤのないパサパサの毛は、どうすれば良くなるのか・・
毛艶や毛並みに良いドッグフードについて、一緒に確認していきましょう!
それではまいります。
目 次
毛艶・毛並みに良いドッグフードのポイント

毛艶や毛並みを良くするドッグフードのポイントは、大きくわけて3つあります。
それは「油の成分」「主原料」「消化の良さ」です。
●毛艶・毛並みを良くするドッグフードのポイント
【ポイント①】「オメガ3」と「オメガ6」が配合されている
毛艶や毛並みを良くするには、積極的に摂取したい油があります。
それは「オメガ3」と「オメガ6」の2つの油の成分。
オメガ3とオメガ6は肌荒れや脱毛を予防・改善する働きがあり、毛艶や毛並みを良くする効果があります。
そのためドッグフードにオメガ3とオメガ6が配合されているか、チェックしましょう。
【ポイント②】主原料が肉、または魚
犬の毛や皮膚の細胞は、タンパク質からつくられます。
そのため毛艶や毛並みの改善には、タンパク質をしっかり摂取させること。
そこでおすすめなのが、肉や魚がメインのドッグフードです。
肉や魚からは、毛や皮膚の維持に欠かせない「必須アミノ酸」を含んだ良質なタンパク質を摂取できます。
【ポイント③】グレインフリー(穀物不使用)など、消化の良いもの
毛のパサつき、肌荒れ、毛量が少ないなどの原因には、フードの消化不良が影響している場合があります。
そのため愛犬の毛や皮膚の健康には、お腹に負担がかからない消化の良いドッグフードを選びましょう。
とくに「グレインフリー」のドッグフードは、犬が消化しにくい穀物が一切使用されていないので、消化不良の心配がなく安心です。
さらに詳しい説明や選び方のポイントについて、1つずつ確認しましょう。
【ポイント①】毛艶を良くするオメガ3・オメガ6とは

「毛がパサついている」「ツヤがない」など、愛犬の毛の状態が良くないときは、油の摂りかたを見直す必要があります。
なぜなら、艶のあるキレイな毛並みの維持には油が欠かせないから。
ただ、どんな油でも良いわけではありません。
毛艶や毛並みの改善に必要な油は、「必須脂肪酸」と呼ばれるオメガ3とオメガ6です。
●犬の毛に欠かせない「必須脂肪酸」とは?
必須脂肪酸とは、犬の毛や皮膚に欠かせない油「オメガ3」「オメガ6」のこと。
どちらか一方だけでも不足すると、毛が乾燥してパサつく、毛艶がなくなる、抜け毛が増えるなどの症状があらわれます。
必須脂肪酸とは、犬の毛や皮膚に欠かせない油「オメガ3」「オメガ6」のこと。
どちらか一方だけでも不足すると、毛が乾燥してパサつく、毛艶がなくなる、抜け毛が増えるなどの症状があらわれます。
そのため毛艶や毛並みを良くするには、オメガ3とオメガ6の両方をバランス良く摂取することが大切です。
【オメガ3】体内の炎症を抑える(抗炎症作用)
主な食品・・魚の油、亜麻仁油
【オメガ6】肌のバリア機能を整える
主な食品・・鶏の油、菜種油
主な食品・・魚の油、亜麻仁油
【オメガ6】肌のバリア機能を整える
主な食品・・鶏の油、菜種油
このことから愛犬の毛並みにツヤや潤いを与えるには、オメガ3とオメガ6の両方を積極的に摂取させる必要があります。
そこで、ドッグフードに含まれるオメガ3とオメガ6の配合率をチェックしましょう。
それぞれの配合率は、ドッグフードの栄養基準を定めるAAFCO(米国飼料検査官協会)の設定値を目安にします。
なお、AAFCOの基準では、1日に摂取が必要なオメガ6の量を子犬が1.3%以上、成犬は1.1%以上、オメガ3は子犬が0.13%以上(成犬は設定なし)と定めています。
オメガ6・オメガ3のAAFCO基準
●子犬(幼犬)
【オメガ6(リノール酸)】1.3%以上
【オメガ3】0.13%以上
●成犬
【オメガ6(リノール酸)】1.1%以上
【オメガ3】未設定
※オメガ3はα-リノレン酸0.08%とEPA+DHA0.05%の合計値です
愛犬の毛並み・毛艶を良くするには、この基準を上回るドッグフードを選びましょう。
ただ、ドッグフードによっては「脂質○%以上」と一括表示されていて、オメガ6やオメガ3の割合がチェックできない場合もあります。
その場合は、原材料に魚の油や亜麻仁、菜種、鶏油などの食材が含まれていないか確認すること。
魚の油や亜麻仁にはオメガ3が、菜種や鶏の油にはオメガ6が豊富に含まれているので、これらの食材が使用されているドッグフードを選べば、オメガ3やオメガ6を摂取できます。
毛並みや毛艶を良くするには、「オメガ3」と「オメガ6」を摂取させること!
ただ「オメガ6」は摂りすぎると、体内に炎症を引き起こす危険性があるので過剰摂取は禁物です
そのため、オメガ6だけが極端に多いフードは避けましょう
つづいて、毛並みや毛艶の改善におすすめの主原料を見ていきましょう。
【ポイント②】犬の毛には「良質なタンパク質」が必要

毛並みや毛ツヤを良くするには、ドッグフードの主原料にも注意しましょう。
というのも、犬の毛や皮膚の細胞はタンパク質からつくられます。
そのためツヤのあるキレイな毛並みを維持するには、タンパク質をしっかり摂取する必要があります。
なかでも重要なのが、食事でしか補えない「10種類の必須アミノ酸」を含んだ良質なタンパク質を摂取することです。
- 必須アミノ酸とは?
犬の皮膚や毛、筋肉、骨など、全身の細胞は、約20種類のアミノ酸からできています。
アミノ酸は20種類あり、10種類は体内で必要な量をつくり出せます。しかし、残り10種類のアミノ酸は体内で必要な量をつくり出せないため、食事で補う必要があります。それが「必須アミノ酸」です。
そこでおすすめなのが、主原料に肉か魚が使用されたドッグフードです。
肉や魚由来の動物性タンパク質には、毛や皮膚の細胞のもととなる「必須アミノ酸」が10種類すべて含まれています。

ちなみに小麦や大豆に含まれる植物性タンパク質には、必須アミノ酸が10種類すべては含まれていません。
このことからも主原料に肉や魚を使用したドッグフードは、毛や皮膚に欠かせない「必須アミノ酸」を効率よく補えるので、おすすめです。
ツヤのあるキレイな毛並みを保つには、肉や魚がメインのドッグフードがおすすめ!
毛や皮膚の健康に欠かせない「必須アミノ酸」をしっかり摂取できます
また、毛並みを良くするには、フードの消化の良さも大切です。
詳しく見ていきましょう。
【ポイント③】毛のパサつき・抜け毛の原因は消化不良?

ツヤのある毛並みを維持するには、消化の良いドッグフードを選ぶことも大切です。
なぜなら消化不良による代謝機能の低下が、毛のパサつきや抜け毛を増やす場合があるから。
とくに大量摂取を避けたいのが、トウモロコシや小麦などの穀物類です。
犬は腸があまり長くない(体長の約5~7倍)ので、繊維の多い穀物を消化するのが苦手。大量摂取は消化不良を起こす危険性があります。
そこでおすすめなのが、原材料に穀物が一切使用されていない「グレインフリー」のドッグフード。
犬が消化しにくい穀物(トウモロコシや小麦など)が使用されていないので、お腹に負担をかけずにスムーズに消化されます。
消化器官が未熟な子犬や体の機能が低下した高齢犬、お腹の弱い愛犬にも安心して与えられます。
またグレインフリーの主原料は、肉や魚。肉や魚からは、毛や皮膚に欠かせない「必須アミノ酸」をしっかり摂取できます。
犬は穀物よりも肉や魚のほうが消化しやすいです
とくに子犬や高齢犬は消化不良を起こしやすいので、消化がスムーズなグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードを選んであげましょう
以上が、毛艶・毛並みを良くするドッグフードのポイントです。
いよいよ次は、ペットフード販売士が選んだ「毛艶・毛並みにおすすめのドッグフード」を見ていきましょう。
ペットフード販売士厳選!毛艶・毛並みにおすすめのドッグフードランキング
ここからは、ペットフード販売士が厳選した【毛艶・毛並みにおすすめのドッグフード】を3点ご紹介します。
なお、ドッグフードの評価基準は、前の章までにお伝えした「毛艶・毛並みを良くするドッグフードのポイント」
①オメガ3・オメガ6が配合
②主原料が肉、または魚
③グレインフリー(穀物不使用)など消化の良いもの
以上3つのポイントと、愛犬に安心して与えられる「安全性」も評価の対象として、ランキングをつけています。
さっそく、1位から見ていきましょう。

毛並み・毛艶におすすめのドッグフードランキング
栄養面について
- 毛艶や毛量の改善に効果的なオメガ3が、AAFCO基準の約10倍!
- 主原料は高タンパク低脂肪な鶏肉とサーモン
- 抗菌作用のラウリン酸が豊富なココナッツオイル配合
安全性について
- 原材料はすべて人が食べられる高品質なものだけ
- グレインフリー(穀物不使用)でお腹にやさしい
- 手作りレシピを参考にした風味豊かなフード
肌荒れを防ぐ「オメガ3」と肌のバリア機能を整える「オメガ6」の両方が豊富に含まれているので、毛艶や毛並みの改善が期待できます。
また抗菌作用のラウリン酸が豊富なココナッツオイルも、皮膚トラブルの予防に効果的。
さらに原材料の50%に鶏肉とサーモンが使用されているので、毛や皮膚の細胞のもととなる「必須アミノ酸」もしっかり摂取できます。ドライフードには珍しく風味が豊かなので、食いつきも抜群です。
栄養面について
- 高配合のオメガ6とオメガ3が、毛のパサつきや肌荒れを予防
- 原材料の51%に、高タンパク低脂肪の鶏肉を使用!
- 関節強化に必要なグルコサミン・コンドロイチン配合
安全性について
- 原材料はすべてヒューマングレード
- 犬が消化しにくい穀物は一切使用されていません(グレインフリー)
- 人工添加物・遺伝子組み換え不使用!
オメガ6とオメガ3がAAFCO基準より多く(オメガ6は2.3倍、オメガ3は7倍)配合されているので、毛や皮膚が潤いキレイな毛並みを維持できます。
また主原料に鶏肉が使用されていることから、毛や皮膚に必要な「必須アミノ酸」も十分摂取できます。
さらに軟骨成分のグルコサミン・コンドロイチン配合なので、関節ケアにも効果的。お腹の弱い愛犬にも安心なグレインフリー(穀物不使用)のフードです。
栄養面について
- 肌荒れを予防・改善するオメガ3がAAFCO基準の約8倍!
- 原材料の55%にラム肉を使用!
- 低カロリーなので、肥満気味の愛犬にもおすすめ
安全性について
- 8つの食材だけで作られた、無添加フード
- 動物性食品はラム肉だけ!鶏肉・牛肉アレルギーでも安心
- 消化吸収率94%!お腹に負担をかけません
毛艶や毛並みに必要なオメガ3とオメガ6がしっかり含まれているので、脱毛や毛量が少ないなどの悩みを改善します。
また原材料の55%にラム肉が使用されているので、毛や皮膚の健康に欠かせない「必須アミノ酸」をしっかり摂取できます。
なお動物性食品はラム肉だけなので、鶏肉や牛肉アレルギーの愛犬にもおすすめです。
さらにアランズの消化吸収率は94%!グレインフリーではありませんが、お腹に余計な負担がかからないので安心して与えられます。
まとめ
毛艶・毛並みを良くするドッグフードのポイントと、おすすめのドッグフードを3点見ていただきましたが、参考になりましたでしょうか?
もう一度、毛艶・毛並みに良いドッグフードのポイントのおさらいです。
毛艶・毛並みを良くするドッグフードのポイント
- オメガ3・オメガ6が配合
- 主原料が肉、または魚
- グレインフリー(穀物不使用)など消化の良いもの
以上のポイントを参考に、愛犬にベストなドッグフードを選んであげましょう。
(参考文献)
【一般社団法人ペットフード協会・ペットフート販売士認定講習会テキスト】
「犬・猫の体の構造と生理」「犬・猫の栄養に関する基礎知識」より
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