
【ペットフード販売士厳選】中型犬(フレブル・コーギー)におすすめのドッグフードランキング

「フレンチブルドッグにおすすめのドッグフードが知りたい!」
「愛犬のコーギーの足腰をケアするドッグフードは、どれ?」
活発で食欲旺盛な犬種が多い「中型犬」。
ただ、肥満や関節への負担など健康面で気になることが多く、ドッグフード選びも慎重になりますよね。
そこで、中型犬のドッグフードの選び方について、ペットフード販売士が3つのポイントにしぼって解説します。
また中型犬におすすめのドッグフードもランキングで3点ご紹介しますので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてください。
中型犬の目安は、体重10kg以上25kg未満のワンちゃん。
コーギーやフレンチブルドッグなどの中型犬には、どのようなドッグフードが良いのか、選び方のポイントから一緒に確認していきましょう。
それではまいります。
目 次
中型犬(フレンチブルドッグ・コーギーなど)におすすめのドッグフードは?

コーギーやビーグルなど、中型犬はもともと猟犬や牧羊犬として活躍していた犬種が多いのが特徴。
活発で1日の運動量が多く、食欲も旺盛です。
そんな中型犬のドッグフードを選ぶポイントは、大きく分けて3つあります。
それは「良質なタンパク質」「カロリー控えめ」「関節ケア」の3点です。
●中型犬のドッグフードを選ぶポイント
【ポイント①】「良質なタンパク質」で筋肉質な体を保つ!
中型犬は狩猟犬や牧羊犬だった犬種が多く、筋肉質な体型が特徴。
がっしりした骨格とそれを支える筋肉を維持するには、タンパク質の摂取が欠かせません。
タンパク質を摂取するポイントは「量より質」。
良質なタンパク質を摂取するには、肉や魚がメインのドッグフードがおすすめです。
【ポイント②】食欲旺盛な中型犬にはカロリー控えめが安心
活発で運動量が多い中型犬は、食欲も旺盛です。
しかし室内犬の場合は運動量が足りずに、肥満になりやすいので要注意!
肥満予防には『360kcal /100g』のカロリー控えめのドッグフードがおすすめです。
【ポイント③】負担がかかる足腰の関節ケアも忘れずに
活発で運動量が多いので、足腰の関節のケアも大事なポイント。
とくにコーギーは胴長短足の体型のため、ほかの犬種より足腰に大きな負担がかかります。
軟骨成分のグルコサミンやコンドロイチン、関節痛を和らげる抗炎症作用のオメガ3など、関節を強化する成分が配合されているかチェックしましょう。
さらに詳しい説明や選び方のポイントについて、1つずつ確認しましょう。
【ポイント①】中型犬は「良質なタンパク質」が重要!

中型犬のドッグフードを選ぶ1つ目のポイントは、文字強調「良質なタンパク質」を摂取できること。
中型犬の筋肉質な体を維持するには、タンパク質をしっかり摂取させる必要があります。
なぜ体の維持にタンパク質が必要かというと・・
犬の筋肉や骨、神経、皮膚、毛、内臓、血液などの全身の細胞はすべて、タンパク質からできているから。

ですから愛犬が元気に動き回るには、タンパク質の摂取が欠かせません。
なお、タンパク質を摂取するには、タンパク質が多く含まれるドッグフードを選ぶ方法もありますが、中型犬はタンパク質の「量」より「質」を重視することをおすすめします。
その理由は、体に負担をかけないため。
中型犬のなかでも、フレンチブルドッグは腸内の食べ物が発酵しやすく、腸内環境が悪化しやすい傾向があります。
ちなみに、フレンチブルドッグがおならを頻繁にするのも腸内環境の影響です・・。

そのためタンパク質を大量に摂取するより、質の良いタンパク質を必要な分だけ摂取するほうが、体に負担をかけずに栄養成分を効率よく補えます。
そこでおすすめなのが、「主原料に肉か魚を使用したドッグフードを選ぶ」こと。
肉か魚をメインに作られたドッグフードであれば、ドッグフードに含まれるタンパク質の量に関係なく、良質なタンパク質をしっかり摂取できます。
なお、肉や魚から良質なタンパク質を摂取できる理由については、下記のイラストをもとに確認していきましょう。
- 「良質なタンパク質」って、どんなタンパク質?
イラストのとおり、体の細胞のもとであるタンパク質は、20種類のアミノ酸が100個以上つながった状態からできています。
しかし犬の体内では、20種類のアミノ酸のうち10種類しか必要な量をつくり出せません。
そのため「必須アミノ酸」と呼ばれる残り10種類のアミノ酸は、食事で補う必要があります。
この10種の必須アミノ酸を含んだタンパク質が、犬の健康に欠かせない「良質なタンパク質」のことです。
なお、10種の必須アミノ酸を含む「良質なタンパク質」は、どんな食品にも含まれているわけではありません。

「10種の必須アミノ酸」をすべて含んでいるのは、肉や魚に含まれる動物性タンパク質。
それに対して、大豆や小麦由来の植物性タンパク質には、必須アミノ酸は10種類すべて含まれていません。
このことから、肉や魚がメインのドッグフードのほうが、良質なタンパク質を効率よく補えるのでおすすめです。
体の維持に欠かせない「10種類の必須アミノ酸」を効率よく補うには、主原料に肉か魚を使用したドッグフードがおすすめです
つづいて、2つ目のポイント「カロリー控えめ」について見ていきましょう。
【ポイント②】食欲旺盛な中型犬はカロリー控えめが安心

中型犬は活発で運動量が多い分、食欲も旺盛。
ご飯は出された分だけペロリと平らげるので、飼い主さんがきちんと食事管理をおこなう必要があります。
また本来、牧羊犬のコーギーや猟犬のビーグルは多くの運動が必要ですが、現代のワンちゃんは室内で過ごす時間が多く、運動不足になりがち。
その反面、食欲は以前と変わらずご飯をたくさん食べるので、肥満になりやすい点に注意が必要です。
そのため中型犬には、カロリー控えめのドッグフードがおすすめ。
1日の必要カロリーを超えないように、カロリーや脂質を控えめに調整されたドッグフードを選びましょう。
目安は、100gあたりのカロリーが360kcal以下のドッグフードです。
低カロリーのドッグフードの目安は?
低カロリーのドッグフードの目安は、360kcal/100g以下
市販のドッグフードの平均カロリーは、100gあたり360~380kcalなので、太りやすい中型犬には100gあたり360kcal以下のドッグフードがおすすめです。
肥満は足腰の関節や心臓、呼吸器に大きな負担をかけ、糖尿病など他の病気のリスクを高める危険性もあります。
とくに胴長短足のコーギー、足が弓なりに反っているフレンチブルドッグは、肥満体でなくても関節に負担がかかりやすいため、ご飯の量や体重管理をしっかりおこない肥満を予防しましょう。
食欲旺盛な中型犬は、食べ過ぎ・与えすぎに要注意!
360kcal以下の低カロリーのドッグフードで、カロリーオーバーを防止しましょう
つぎは、中型犬の関節ケアについてです。
【ポイント③】グルコサミンやオメガ3で関節を強化!

中型犬のがっしりした体型を支えるには、関節の強化も欠かせません。
とくに胴長短足のコーギーや生まれつき関節の弱いフレンチブルドッグは、関節を強化する栄養成分を毎日の食事から補うことをおすすめします。
なお、関節の強化におすすめの栄養成分は3つあります。
関節を強化する栄養成分
【軟骨成分】グルコサミン
【軟骨の水分を保つ】コンドロイチン
【抗炎症作用】オメガ3
関節ケアに必要なのは、軟骨成分のグルコサミン、軟骨の水分を維持して保護する役目があるコンドロイチン。
そして抗炎症作用のあるオメガ3は、関節痛を和らげる効果のほかにも、皮膚トラブルの予防や毛並みの維持にも関わる重要な成分です。
そのため中型犬の関節ケアには、これらの成分が配合されているドッグフードを選びましょう。
なお、オメガ3は油の成分の1つなので、「脂質○%」と一括表示されていると、配合されているか確認できない場合があります。
その場合は、原材料に魚の油や亜麻仁油(フラックスシード)が含まれていないかチェックしましょう。
足腰の関節を傷めやすい中型犬には、軟骨成分のグルコサミン・コンドロイチン、抗炎症作用のオメガ3を摂取させましょう
以上が、中型犬のドッグフード選びのポイントです。
また、中型犬の中でも人気のコーギーとフレンチブルドッグについて、それぞれの食事の注意点をまとめましたので、こちらもぜひチェックしてみてください。
コーギーやフレンチブルドッグの犬種別の注意点

●コーギー
【注意点】ヘルニア予防、体重管理
もともと牧羊犬だったコーギーは、活発で食欲旺盛。
しかし胴長短足の体型から、足腰に負担がかかりやすく椎間板(ついかんばん)ヘルニアを起こしやすいです。
軟骨成分のグルコサミンやコンドロイチン、関節痛を和らげるオメガ3を摂取させて、関節を強化させましょう。
また足腰の負担を増やさないように、低カロリーのドッグフードで適正体重を保つのも大切なポイントです。
●フレンチブルドッグ
【注意点】消化しやすいもの、皮膚・関節のケア
フレンチブルドッグは腸内の食べ物が発酵しやすく、腸内環境が悪化しやすい傾向があります。それが原因でおならの回数も多いです。
そのためフレンチブルドッグは、消化に良いドッグフードを選ぶこと。
主原料はトウモロコシや小麦などの穀物より、肉や魚がおすすめです。
また皮膚や関節も弱いので、「必須脂肪酸」のオメガ3やオメガ6もしっかり与えましょう。
摂取量の目安は、ドッグフードの栄養基準を定めるAAFCO(米国飼料検査官協会)の値を参考にします。
オメガ6・オメガ3のAAFCO基準
●子犬(幼犬)
【オメガ6(リノール酸)】1.3%以上
【オメガ3】0.13%以上
●成犬
【オメガ6(リノール酸)】1.1%以上
【オメガ3】未設定
※オメガ3はα-リノレン酸0.08%とEPA+DHA0.05%の合計値です
【オメガ6の多い食品】鶏油、菜種油
【オメガ3の多い食品】魚の油、亜麻仁油
以上の犬種別の注意点は、中型犬のドッグフード選びの3つのポイントにプラスする形で、ぜひ参考にしてください
それでは以上の内容をもとに、ペットフード販売士が選んだ中型犬におすすめのドッグフードを3点チェックしていきましょう。
ペットフード販売士が選ぶ!中型犬におすすめのドッグフードランキング
いよいよ、ペットフード販売士が厳選した【中型犬におすすめのドッグフード】を3点ご紹介します。
なお、ドッグフードの評価基準は、前の章までにお伝えした「中型犬のドッグフードを選ぶ3つのポイント」
①良質なタンパク質(動物性タンパク質)
②カロリー控えめ
③関節ケア
以上3つのポイントと、中型犬に安心して与えられる「安全性」も評価の対象として、ランキングをつけています。
さっそく、1位から見ていきましょう。

中型犬におすすめのドッグフードランキング
栄養面について
- 原材料の55%がラム肉!脂肪燃焼を促すカルニチンが豊富
- 339kcalの低カロリーで肥満を予防
- 関節の強化に有効なオメガ3がAAFCO基準の7倍!
安全性について
- 8つの材料だけで作られた無添加フード
- 動物原料はラム肉のみ!鶏肉アレルギーの愛犬にも安心
- 消化吸収率94%!お腹に負担をかけません
原材料の55%にラム肉が使用されているので、体の維持に欠かせない必須アミノ酸を含んだ「良質なタンパク質」をしっかり摂取できます。
ラム肉には脂肪燃焼を促すカルニチンが豊富に含まれているので、体脂肪が蓄積する心配もなし。
また消化吸収率94%とお腹にやさしいので、腸内環境が悪化しやすいフレンチブルドックにも安心して与えられます。
栄養面について
- 原材料の50%が鶏肉とサーモンの高タンパクフード
- 344kcalのカロリー控えめ
- 関節の健康を守るグルコサミン、コンドロイチン、オメガ3配合
安全性について
- 原材料は人も食べられる高品質なものだけ
- 穀物不使用(グレインフリー)
- 豊かな風味で食いつき抜群!
主原料の鶏肉とサーモンから良質なタンパク質をたっぷり摂取できる「高タンパク・カロリー控えめ」の栄養バランス。
足腰の健康をサポートする軟骨成分のグルコサミン・コンドロイチン、抗炎症作用のオメガ3も配合されています。
ドライフードには珍しく香りが強いので、食欲旺盛な愛犬もきっと満足してくれます!
栄養面について
- 主原料は高タンパク低脂肪な鹿肉と鶏肉!
- 肉類原材料の使用率80%!
- 腸内環境を改善する善玉菌(ビフィズス菌、カゼイ菌)配合
安全性について
- 原材料はすべてヒューマングレード
- 人工添加物・4Dミート・遺伝子組み換え不使用
- 消化吸収率87%のお腹にやさしいフード
鹿肉と鶏肉をメインに肉類原材料が80%も使用されているので、必須アミノ酸を含んだ「良質なタンパク質」をたっぷり摂取できます。
またビフィズス菌やカゼイ菌など腸内環境を整える善玉菌が配合されているので、お腹の弱いワンちゃんにも安心。
足腰の健康に必要なオメガ3は、サーモンオイルやフラックスシードから摂取が可能!
ただ高カロリーなので、フードの量はきっちり守りましょう!
まとめ
中型犬のドッグフードを選ぶポイントと、おすすめのドッグフードを3点見ていただきましたが、参考になりましたでしょうか?
では、中型犬のドッグフードを選ぶポイントのおさらいです
-
中型犬のドッグフードを選ぶポイント
- 良質なタンパク質(動物性タンパク質)
- カロリー控えめ
- 関節ケア
以上のポイントを参考に、愛犬にベストなドッグフードを選んであげましょう。
(参考文献)
【一般社団法人ペットフード協会・ペットフート販売士認定講習会テキスト】
「犬・猫の栄養に関する基礎知識」より
おすすめドッグフード目的別ランキング