
【ペットフード販売士厳選】おすすめは肉・魚50%以上!愛犬が喜ぶドッグフードランキング

「原材料の50%以上に、新鮮な鶏肉とサーモンを使用!」
「牛肉・鶏肉・ラム肉をたっぷり使用しています」など。
原材料の半分以上に肉や魚を使用したドッグフードをよく見かけるようになりました。
ただ、トウモロコシや小麦を多く使用したドッグフードと、何がちがうのでしょうか?
そこで、原材料の50%以上に肉や魚を使用したドッグフードの特徴と、おすすめのドッグフードをランキングでご紹介します。
愛犬のドッグフード選びの参考に、ぜひチェックしてください。
肉や魚をたっぷり使ったドッグフードは、それだけで美味しそう・・
それではまいります。
目 次
肉・魚が50%以上の多いドッグフードの特徴は?

原材料に肉や魚をたっぷり使用したドッグフードの特徴は、主に2つあります。
それは「消化が良い」と「良質なタンパク質が豊富なこと」の2点です。
●原材料の50%以上が肉・魚のドッグフードの特徴
【ポイント①】肉や魚が多いドッグフードは消化しやすい
犬の祖先は、肉食中心のオオカミです。
その影響から、犬はトウモロコシや小麦などの穀物より、肉や魚などの動物性食品のほうが消化しやすい体のつくりになっています。
そのため小麦やトウモロコシを多く使用したドッグフードより、肉や魚をメインに作られたドッグフードのほうが、体に余計な負担がかからず消化もスムーズです。
【ポイント②】肉や魚は「良質なタンパク質」が豊富
肉や魚に含まれる動物性タンパク質には、犬が食事から摂取する必要のある「10種の必須アミノ酸」がバランス良く含まれています。
ちなみに、小麦や大豆などに含まれる植物性タンパク質には、必須アミノ酸は10種類すべては含まれていません。
そのため体の維持に欠かせない「必須アミノ酸」を効率よく補うには、肉や魚が多く使用されているドッグフードがおすすめです。
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
【ポイント①】肉・魚の多いドッグフードは消化しやすい

肉や魚を50%以上使用したドッグフードの1つ目の特徴は、「消化が良い」こと。
なぜなら、犬の祖先は肉食中心のオオカミだから。
そのためトウモロコシや小麦などの「植物性の食べ物」より、肉や魚などの「動物性の食べ物」のほうが消化しやすいのです。
なお、「肉を消化しやすい体」と「穀物を消化しやすい体」は、腸の長さにちがいがあります。
●腸の長さと消化について

肉や魚を消化しやすいのは、腸の短い動物。
そのため肉食中心のオオカミは、腸の長さが体長の約4倍しかありません。
一方、穀物などを消化しやすいのは、腸の長い動物。
代表的なのは草食動物の牛で、腸の長さは体長の20倍以上もあります。
犬の腸はオオカミより少し長く、長さは体長の約5~7倍。
ただ、牛と比べると犬の腸ははるかに短く、穀物中心の食事より肉や魚が中心の食事のほうが体に適しています。
このように犬はオオカミより腸が長いため、少量の穀物、とくに加熱された穀物(ドッグフードも含む)であれば無理なく消化できます。
ただ牛の腸ほど長くはないので、生の穀物の消化は苦手です。
そもそも犬の体に重要な栄養素は、肉や魚に豊富に含まれる「タンパク質」や「脂質」であり、穀物に多く含まれる「炭水化物」ではありません。
そのため犬は、穀物を積極的に摂取する必要はないのです。
このことから原材料の50%以上に肉や魚を使用したドッグフードは、犬が消化しやすく、また体に重要な栄養素を補うにもおすすめです。
犬は「肉食」ではなく「雑食」です
そのため肉以外に野菜やくだもの、穀物など、色々な食べ物を摂取します
ただ腸があまり長くないので、肉中心の食事スタイルがベストです
つづいて、肉や魚の多いドッグフードの2つ目の特徴を見ていきましょう。
【ポイント②】肉や魚は「良質なタンパク質」が豊富

また肉や魚を多く使用したドッグフードには、体の維持に欠かせない「良質なタンパク質」が豊富に含まれています。
そもそもタンパク質は、犬の皮膚や毛、骨、筋肉、血液、内臓など、全身の細胞のもととなる栄養素です。そのため体の維持にはタンパク質をしっかり摂取する必要があります。
なかでも重要なのが、「必須アミノ酸」と呼ばれる10種類のアミノ酸。
10種の必須アミノ酸は、体内で必要な量をつくり出せないため、食事から補わないといけません。
このことから、体の維持に欠かせない「良質なタンパク質」とは、10種の必須アミノ酸を含んだタンパク質のことなのです。
「アミノ酸」はタンパク質のもととなる成分です
タンパク質は20種類のアミノ酸が、さまざまな順番でつながった状態からできています
20種類のアミノ酸のうち10種類が、食事で補う必要がある「必須アミノ酸」です
ただ、10種の必須アミノ酸を含んだ「良質なタンパク質」は、どんな食品にも含まれているわけではありません。

まず「10種の必須アミノ酸」が含まれている食品は、肉や魚などの動物性食品。
肉や魚に含まれる動物性タンパク質には、体の維持に欠かせない必須アミノ酸が10種類すべてバランス良く含まれています。
一方、同じタンパク質でも小麦や大豆に含まれる植物性タンパク質は、必須アミノ酸が10種類すべては含まれていません。
そのため肉や魚を多く使用したドッグフードのほうが、体に欠かせない「必須アミノ酸」を効率よく補えます。
肉や魚には、体の維持に欠かせない「必須アミノ酸」が10種類すべて含まれています
必須アミノ酸を効率良く補うには、肉や魚をメインに使用したドッグフードです
以上が、原材料の50%以上に肉や魚をたっぷり使用したドッグフードの特徴です。
つぎからは、肉や魚を多く使用したドッグフードの選び方や疑問について確認しましょう。
肉や魚の多いドッグフードの選び方・疑問について

ここからは、肉や魚の多いドッグフードの選び方や疑問について、確認していきます。
肉・魚50%以上のドッグフードの選び方・疑問について
- 主原料のお肉の特徴について
- 穀物が入っているけど大丈夫?
1つずつ、詳しく見ていきましょう
【選び方】主原料のお肉の特徴を知っておく!

原材料の半分以上に肉や魚が使用されるので、メインに使用される肉や魚の特徴を知っておくと、愛犬のフードも選びやすくなります。
それでは、鶏肉、牛肉、鹿肉、ラム肉、馬肉、サーモンの6種類の特徴を見ていきましょう。
●鶏肉
鶏肉はドッグフードの使用率が最も高いお肉です。高タンパク低脂肪の栄養バランスなので、肥満予防にもおすすめです。
また鶏肉には、肌のバリア機能を整えるオメガ6(必須脂肪酸)や、皮膚や毛などの健康維持に必要なビタミンAも豊富に含まれています。
そのため皮膚トラブルや毛並みのパサツキの予防・改善効果が期待できます。
●牛肉
牛肉は高カロリー・高タンパク・高脂質の栄養満点なお肉。
少しの量でエネルギーを効率よく補えるので、運動量の多い大型犬や妊娠・授乳中の母犬、食欲のない高齢犬にもおすすめです。
また老化・病気予防に効果的な抗酸化作用のビタミンEが、ほかのお肉より多く含まれています。
●鹿肉
鹿肉は高タンパク低脂肪なヘルシーなお肉。鶏肉と栄養バランスが似ているので、鶏肉アレルギーの対応フードにも使用されています。
とくに鹿肉は、「発育ビタミン」と呼ばれるビタミンB2が豊富。
体の成長を促したり、皮膚や毛、ツメの細胞の再生する役割があります。
またビタミンB2は、脂質の酸化によって発生する「過酸化脂質」を分解する働きもあります。
●ラム肉
ラム肉はタンパク質と脂質の両方がバランス良く含まれています。
また脂肪燃焼を促す「カルニチン」が豊富に含まれているので、肥満予防や体重が気になる愛犬におすすめ。
ほかにもラム肉は、心臓病や腎臓病のリスクを高めるリンが少ないことも魅力。
心臓病や腎臓病は高齢になるほど発症しやすいので、高齢犬にもラム肉はおすすめです。
●馬肉
馬肉は高タンパク低脂肪な栄養バランス。ほかのお肉にはほとんど含まれていないカルシウムが100g中11mg含まれていたり、貧血予防に効果的な鉄分も豊富です。
ちなみに鉄分は、酸素を全身に運ぶ「赤血球」のもととなる成分。
赤血球が不足すると、酸素が全身に行き渡らなくなるので疲れやすくなります。
愛犬が散歩に行っても歩かない、すぐバテるようになったと感じた場合は、馬肉がおすすめです。
●サーモン
サーモン(鮭)も高タンパク低脂肪なので、ドッグフードへの使用も多い魚です。
なかでもサーモンは、抗炎症作用の「オメガ3」と抗酸化成分の「アスタキサンチン」が豊富。
オメガ3は皮膚や毛、関節、心血管の健康維持、アスタキサンチンは病気・老化の予防に効果的な成分です。
またカルシウムと同じく、骨や歯を強くするために欠かせないビタミンDも多く含まれています。
それぞれのお肉の特徴から、愛犬にぴったりなお肉を選んであげましょう
つぎは、穀物入りのドッグフードに関する疑問についてです。
【疑問】穀物が使用されているけど、大丈夫?

原材料の50%以上に肉や魚を使用したドッグフードの中には、トウモロコシや小麦、お米などの穀物が使用されているものがあります。
「犬は穀物を消化できないのでは・・?」
「穀物って体に悪いんじゃないの?」
と、肉や魚をたっぷり使用したドッグフードを選びたくても、穀物が使用されていることに不安を感じる飼い主さんもいると思います。
ただ、結論からいうと、原材料の50%以上に肉や魚が使用されている場合、穀物の使用量は肉や魚より少ないので問題ありません。
というのも、「腸の長さと消化について」のところでもお話したとおり、犬は雑食なので穀物を摂取しても問題ありません。
ただ大量に摂取する必要はなく、加熱されていない生の穀物は消化が苦手です。
ですから、加熱された穀物を少量与える程度なら、愛犬が消化不良を起こす心配もありません。
このことから、肉や魚がメインのドッグフードの原材料に穀物が使用されていても、問題なし。
肉や魚がメインなので使用量は少なく、またドッグフードに使用される穀物は製造工程で犬が消化しやすい状態(α化)されているので、愛犬に安心して与えられます。
犬は加熱された穀物であれば、スムーズに消化できます
ただ大量に摂取する必要はなし!
肉や魚がメインのドッグフードなら穀物の使用量は少なく、消化不良を起こす心配もありません
以上の内容をもとに、原材料の50%以上に肉や魚を使用したドッグフードのおすすめランキングを見ていきましょう。
ペットフード販売士おすすめ!肉・魚50%以上のドッグフードランキング
いよいよ、ペットフード販売士が厳選した【肉・魚50%以上のおすすめのドッグフード】を3点ご紹介します。
3点とも、動物性原料をメインに少量の穀物をバランス良く含んだ、安全性の高いドッグフードばかりです。
さっそく、1位から見ていきましょう。

肉・魚50%以上のおすすめドッグフードランキング
栄養面について
- 肉類原材料80%使用!メイン食材は鹿肉と鶏肉
- 高カロリー・高タンパク・高脂質で栄養満点
- 腸内環境を整える善玉菌(ビフィズス菌・カゼイ菌)配合
安全性について
- 4Dミート・人工添加物・遺伝子組換え不使用
- 原材料はすべてヒューマングレード
- 消化吸収率87%!お腹にやさしいので安心
高タンパク低脂肪の鹿肉と鶏肉をメインに、原材料の80%が動物性原料のドッグフード。高カロリー・高タンパク・高脂質なので、栄養をたっぷり摂取できます。
犬が消化しにくい穀物も一部使用されていますが、ファインペッツの消化吸収率は87%!
さらに腸内環境を整える善玉菌(ビフィズス菌・カゼイ菌)配合なので、消化不良の心配もありません。
栄養面について
- 動物性原料76.5%!(牛肉33%・ラム肉25%・鶏肉18.5%)
- 皮膚トラブルや関節痛を抑えるオメガ3が1.3%配合
- 水分量70%!肉や魚の風味が活かされたウェットタイプ
安全性について
- 環境規制が世界一厳しいニュージーランド産
- 原材料が不明な副産物(○○ミート)・4Dミート不使用
- 水分が多いので食事と同時に水分補給が可能!のどに詰まる心配もなし
原材料の76.5%に牛肉・ラム肉・鶏肉をたっぷり使用したウェットフード。
素材の風味がそのまま活かされているので、ドライフードが苦手なワンちゃんや食欲の落ちた高齢犬にもおすすめです。
また、皮膚トラブルや関節痛の予防・改善に効果的なオメガ3も配合。
ブッチ単体で与える方法のほかに、ドライフードのトッピングに利用してもOKです。
※ブッチ(黒)の評価内容
栄養面について
- 原材料の55%に低脂肪なラム肉を使用!
- 皮膚炎や関節炎を抑えるオメガ3配合
- 心臓や腎臓に配慮したナトリウム・リン控えめ
安全性について
- 高品質な8つの材料だけで作られた無添加フード
- 動物性原料はラム肉だけ!鶏肉や牛肉アレルギーのワンちゃんにも安心
- 消化吸収率94%だからお腹に負担がかかりません
動物性原料はラム肉のみ!たった8つの材料だけで作られた無添加のドッグフード。
タンパク質の量は少ないですが、ラム肉に含まれる良質なタンパク質をしっかり補えます。
ラム肉は脂肪燃焼を促すカルニチンが豊富に含まれているので、肥満予防にも効果的。
またアランズは、心臓病や腎臓病のリスクを高めるリンやナトリウムが控えめなので、高齢犬にも安心して与えられます。
まとめ
原材料に肉や魚がたっぷり使用されているドッグフードの特徴と、肉・魚が50%以上のおすすめのドッグフードを3点見ていただきましたが、参考になりましたでしょうか?
では、この記事の内容をおさらいしましょう
- 消化しやすい
- 良質なタンパク質(10種の必須アミノ酸)が豊富
肉・魚50%以上のドッグフードの特徴
肉や魚には、犬の体に欠かせない必須アミノ酸が豊富に含まれているので、今回ご紹介したドッグフードを参考に、愛犬にベストなフードを選んであげましょう。
(参考文献)
【一般社団法人ペットフード協会・ペットフート販売士認定講習会テキスト】
「犬・猫の栄養に関する基礎知識」より
おすすめドッグフード目的別ランキング