【ペットフード販売士が徹底調査】ジウィピークの良い点・悪い点がひと目で分かる!成分・材料・本当の評価は?

【ペットフード販売士が徹底調査】ジウィピークの良い点・悪い点がひと目で分かる!成分・材料・本当の評価は?

ジウィピークは、原材料の96%にニュージーランド産のお肉(鹿肉・ラムなど)が使用された、エアドライタイプのドッグフードです。

栄養成分を壊さないように、お肉の水分をゆっくり取り除いて作られているので、お肉のうま味と栄養が凝縮されています。

それでは、「ジウィピーク エアドライ・ドッグフード(ベニソン)」の安全性と栄養バランスを細かくチェックしていきましょう。

【 総合評価 】

総合評価4.5点

4.5 点

→ ドッグフードの選び方・基準」をさらに詳しく見る

ジウィピークドッグフードの評価結果

●ドッグフードの評価結果について・・
犬のごはん塾では、ドッグフードの評価基準として「安全性」と「栄養バランス」を中心に評価しています。

【安全性の評価結果】では、愛犬が毎日安心して食べられるかをチェックし、【栄養バランスの評価結果】では、愛犬に必要な栄養がバランス良く含まれているか分析しています。

それでは、ジウィピークドッグフードの「安全性」と「栄養バランス」をチェックしましょう。

ジウィピークドッグフードの安全性

チェック項目評価
人工添加物不使用
原料の品質
4Dミート不使用
副産物不使用
主原料ベニソン
安全性の評価結果
  • 人工添加物不使用!
  • ニュージーランド産の天然食材を使用
  • 原材料の96%がベニソン(鹿肉)
  • 穀物・イモ類・砂糖・塩不使用

→ 『ジウィピークの安全性』を詳しく見る

ジウィピークドッグフードの栄養バランスの評価結果

ジウィピークドッグフードの栄養バランスの評価結果※ベストな数値は健康な成犬の目安です

栄養素 レベル
カロリー 高い
タンパク質 高い
脂 質 高い
粗繊維 やや低い
ミネラル 他 高い
栄養面の評価結果
  • 野生の生肉食に近いレシピを再現
  • タンパク源は低アレルゲンのベニソンだけ
  • 1粒あたりの栄養価が高い
  • 消化率95%!

→ 『ジウィピークの栄養バランス』を詳しく見る

チェックポイント!

ニュージーランドで自然放牧された、ベニソン(鹿肉)のうま味と栄養がギュッと詰まったドッグフード!

低アレルゲンの鹿肉が中心のシンプルなレシピなので、アレルギー対策フードとしておすすめです!

さらに詳しい内容について、ドッグフードの安全性から見ていきましょう。

ジウィピークドッグフードの安全性の評価結果

ジウィピークドッグフードの安全性

チェック項目評価
人工添加物不使用
原料の品質
4Dミート不使用
副産物不使用
主原料ベニソン

『安全性の基準』はこちら

添加物

◎ 無添加、自然由来の酸化防止剤のみ
△ 添加物を使用(要注意の添加物以外)
× 要注意の添加物を使用

原料の品質

◎ ヒューマングレード(人が食べられる品質)の表示あり
△ ヒューマングレードの表示なし(副産物不使用)
× ヒューマングレードの表示なし(副産物使用)

4Dミート(病気や死んだ家畜の肉)

◎ 不使用の表示あり(ヒューマングレード)
○ 不使用の表示なし(副産物不使用)
× 不使用の表示なし(副産物使用)

副産物(○○エキス・○○ミール)

◎ 不使用(ヒューマングレードの表示あり)
△ 使用(使用した家畜の種類や部位が確認できる)
× 使用(使用した家畜の種類や部位が不明)

主原料

◎ 肉か魚が50%以上、又は第1と第2原料が肉か魚
○ 第1原料が肉か魚で、第2原料は穀物
△ 第1原料が穀物(トウモロコシ、小麦、米)

ジウィピークドッグフードの安全性は?

ジウィピークは、安全性を判断する5つのポイント(添加物・品質・4Dミート・副産物・主原料)のすべてが、最高評価の◎です。

それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

●添加物

ジウィピークは人工添加物不使用!

ジウィピークは「最善の自然食(ナチュラルフード)」を目指して作られているので、着色料や保存料、防腐剤などの人工添加物は一切使用されていません。

●ジウィピークには、下記の添加物は使用されていません!

  • 着色料
  • 保存料
  • 香料
  • 防腐剤
  • 防カビ剤
  • 増粘剤
  • 保湿剤(プロピレングリコール)
  • 発色剤
  • 酸化防止剤(エトキシキン・BHA・BHT)
  • pH調整剤

愛犬の体質によっては、これらの添加物が原因でアレルギーや涙やけが引き起こされる場合があります。

とくに子犬や高齢犬、小型犬、お腹の弱い愛犬は、少量の添加物でも影響を受けやすいので、注意が必要です。

その点、ジウィピークはフードの酸化を抑える酸化防止剤も、ビタミンEなどの天然成分が利用されています。

ジウィピークの酸化防止剤
  • クエン酸
  • 天然ミックストコフェロール(ビタミンE)

天然成分は人工添加物より酸化防止能力は弱いですが、体への影響が少ないため、愛犬が摂取しても問題ありません。

チェックポイント!

ジウィピークは人工添加物不使用!
涙やけやアレルギーに悪影響を与える、危険な添加物は使用されていないので、子犬や高齢犬にも安心!

●原材料の品質(4Dミート・副産物)

ジウィピークの原材料はすべて、環境規制の厳しいニュージーランド産です。

また、人が食べるものと同じ高品質な天然の肉や魚が使用されているので、原材料の品質は抜群!

野生の犬の食事(生肉食)に近づけるため、天然の新鮮な肉や魚が原材料の96%にたっぷり使用されています。

ヒューマングレードの原料だけで作られているので、4Dミート(病気・死亡・障害・死にかけの家畜)や副産物(家畜の血や毛、羽など)などの粗悪な材料は含まれていません。

チェックポイント!

ジウィピークの原材料は、ニュージーランド産の新鮮な天然の肉や魚!

犬の本来の食事である生肉食に近づけるため、原材料の96%に肉や魚がたっぷり使用されています!

●主原料

ジウィピーク(ベニソン)の主原料は、自然放牧で牧草を食べて育ったベニソン(鹿肉)。

牧草で育ったベニソンの肉は、衛生的で消化しやすく、アレルギーの原因になりにくいです。

また、タンパク源はベニソンの1種類だけで、犬が消化しにくい穀物(トウモロコシ・小麦など)は不使用です。

そのため、肉類(牛肉・鶏肉・ラム肉など)や穀物アレルギーの愛犬にも、安心して与えられます。

ちなみに、ベニソンには貧血を予防する鉄分やその他のミネラル、ビタミンが豊富。犬が健康に生きていくために欠かせない、必須アミノ酸も10種類すべて含まれています。

アレルギーのない愛犬にも、おすすめのタンパク源です。

チェックポイント!

ジウィピーク(ベニソン)の主原料は、低アレルゲンの鹿肉(ベニソン)!

鹿肉がメインのドッグフードは珍しいので、タンパク源を変えたいときのローテーション用にもおすすめです

対応年齢や酸化防止対策、価格について

対応年齢・酸化防止対策など

フードの対応年齢全犬種・全年齢
酸化防止剤ミックストコフェロール
穀物不使用
原産国ニュージーランド
価格(1袋/454g)¥6,500
内容量の種類454g・1kg・2.5kg
購入方法公式サイト

※Amazon参考価格

ジウィピークドッグフードの種類は?

今回調査しているのは、「ジウィピーク エアドライ・ドッグフード(ベニソン)」ですが、ベニソンタイプを含めて、主原料別に6種類あります。

●ジウィピークドッグフードの種類

※ジウィピーク エアドライ・ドッグフード(ベニソン)と比較

  • ジウィピーク エアドライ・ドッグフード(ラム)
    【主原料:ラム】ジウィピーク(ベニソン)より、カロリー・脂質が多い
  • ジウィピーク エアドライ・ドッグフード(ニュージーランド グラスフェッドビーフ)
    【主原料:ビーフ】ジウィピーク(ベニソン)より、カロリー・脂質が多い
  • ジウィピーク エアドライ・ドッグフード(ニュージーランドマッカロー&ラム)
    【主原料:マッカロー(サバ)】ジウィピーク(ベニソン)とほぼ同じ栄養バランス
  • ジウィピーク エアドライ・ドッグフード(トライプ&ラム)
    【主原料:ラムトライプ(胃)】ジウィピーク(ベニソン)より、カロリー・脂質が多い
  • ジウィピーク エアドライ・ドッグフード(ニュージーランド フリーレンジチキン)
    【主原料:チキン】ジウィピーク(ベニソン)より、カロリー・脂質が多い
  • ジウィピーク エアドライ・ドッグフードの商品一覧

ジウィピーク エアドライ・ドッグフードはすべて全犬種・全年齢対応。給与量を調節することで、子犬から高齢犬のすべてのワンちゃんに与えられます。

また、ジウィピーク(ニュージーランドマッカロー&ラム)以外は、タンパク源が1種類に限定されています。

どれもシンプルなレシピなので、食物アレルギーのある愛犬にもぴったりのフードが見つけられそうです。

ただ、原材料のほとんど(96%)が高品質な肉や魚が使用されているため、価格はかなり高め・・。

まずは454gの少量で、愛犬の食いつきや相性をチェックしましょう。

ジウィピークドッグフードの原材料

危険な材料を赤色、良い材料を緑色でチェックしています。

原材料

生肉・内臓・魚介類96%(ベニソン生肉、ベニソントライプ生肉、ベニソンハート生肉、ベニソンラング生肉、ベニソンレバー生肉、ベニソンキドニー生肉、ニュージーランド緑イ貝、ベニソンボーン)、レシチン、イヌリン(チコリ由来)、乾燥海藻、ミネラル類(リン酸二カルシウム、硫酸マグネシウム、亜鉛アミノ酸複合体、銅アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、セレン酵母)、海塩、パセリ、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール/ビタミンE)、ビタミン類(E、チアミン硝酸塩、D3、葉酸)

野生の犬の食事をもとに作られているので、原材料の大部分がベニソンの肉や内臓です。

  • トライプ・・胃
  • ハート・・心臓
  • ラング・・肺
  • キドニー・・腎臓

犬が消化しにくい穀物をはじめ、砂糖、塩、イモ類、グリセリン、防腐剤、着色料、酸化防止剤(エトキシキン・BHA・BHT)、プロピレングリコール、遺伝子組み換え作物は使用されていません。

また原材料の96%がベニソンの肉類と緑イ貝が使用され、残りの4%ではベニソンの肉類だけでは不足する、脂質やビタミン、ミネラルを補えるように作られています。

ちなみに公式サイトでは、使用されている原材料の役割について、きちんと説明がされていて、好感が持てます。

ジウィピークの原材料について

原材料で気になること

その他にも、気になる原材料をチェックしましょう。

●ジウィピークは消化率95%!

ジウィピークの消化率は95%と、とても消化の良いドッグフードです。

その理由は、犬が消化しにくい穀物が一切使用されておらず、原材料のほとんどが肉類だから。

そのため、お腹に負担をかけずに、摂取したドッグフードは強調ほぼ丸ごと消化・吸収されます。

また、食べた分のほとんどが体内に吸収されるので、一般的なドッグフードを与えていたときより、うんちの量が少なくなります。

●緑イ貝には関節・皮膚・毛の健康成分がたっぷり
緑イ貝(ミドリイガイ)は、ニュージーランドに生息する二枚貝。

関節ケアの有効成分であるグルコサミンやコンドロイチン、皮膚や毛の健康維持に欠かせないオメガ3・オメガ6が豊富に含まれています。

ちなみに、緑イ貝に含まれるグルコサミン・コンドロイチンの量は、犬の1日の必要量を十分にクリア。皮膚や体の炎症を抑えるオメガ3は、緑イ貝に40%も含まれています。

グルコサミンやオメガ3などの栄養成分は、肉類だけの食事では不足しがちですが、ジウィピークには緑イ貝が配合されているので、不足の心配がありません。

肉類中心のレシピですが、サプリを追加しなくても、愛犬の関節や皮膚、毛の健康維持が期待できます。

つづいて、栄養バランスについて見ていきましょう。

ジウィピークドッグフードの栄養バランスは?

「ジウィピーク エアドライ・ドッグフード(ベニソン)」のパッケージには、下記の成分表が表示されています。

犬のごはん塾では上記の成分表は使わず、ドッグフードに含まれる水分を差し引いた乾燥重量で栄養バランスをチェックします。

なぜなら、ドッグフードに含まれる水分量は製品ごとにちがうから。
そのため水分を抜いた乾燥重量で栄養バランスを確認するほうが、他のドッグフードとのちがいが分かりやすくなります。

ちなみに乾燥重量はパッケージに記載されている成分表をもとに、下記の計算式で割り出します。

乾燥重量の求め方

乾燥重量=栄養素の値÷(100-フードの水分量)×100

ジウィピークの乾燥重量の値を見てみましょう。

ジウィピークドッグフードの乾燥重量の成分値
  • 粗タンパク質:52.3%
  • 粗脂肪分:26.7%
  • 粗繊維質:2.3%

上記の値を「犬のごはん塾が示す栄養バランスの基準」にそって評価すると、下記のような評価結果となります。

ジウィピークドッグフードの栄養バランスの評価結果

ジウィピークドッグフードの栄養バランスの評価結果※ベストな数値は健康な成犬の目安です

栄養素 レベル
カロリー 高い
タンパク質 高い
脂 質 高い
粗繊維 やや低い
ミネラル 他 高い

『栄養バランスの基準』はこちら

カロリー(100gあたり)

低い
340kcal未満
やや低い
340~360kcal未満
標準
360~380 kcal未満
やや高い
380~400kcal未満
高い
400kcal以上

タンパク質

低い
22%未満
やや低い
22~24%未満
標準
24~27%未満
やや高い
27~29%未満
高い
29%以上

脂質

低い
10%未満
やや低い
10~12%未満
標準
12~15%未満
やや高い
15~17%未満
高い
17%以上

カルシウム

低い
0.7%未満
やや低い
0.7~1.0%未満
標準
1.0~1.8%以内
やや高い
1.8~2.2%未満
高い
2.2%以上

リン

低い
0.8%未満
やや低い
0.8~1.0%未満
標準
1.0~1.6%以内
やや高い
1.6~1.8%未満
高い
1.8%以上

カルシウム:リン比

適正値
1:1~2:1

粗繊維

低い
1.5%未満
やや低い
1.5~3%未満
標準
3~4.5%未満
やや高い
4.5~6%未満
高い
6%以上

ナトリウム

低い
0.1%未満
やや低い
0.1~0.3%未満
標準
0.3~0.5%未満
やや高い
0.5~0.7%未満
高い
0.7%以上

マグネシウム

低い
0.06%未満
標準
0.06~0.11%未満
高い
0.11%以上
栄養面の評価結果
  • 野生の生肉食に近いレシピを再現
  • タンパク源は低アレルゲンのベニソンだけ
  • 1粒あたりの栄養価が高い
  • 消化率95%!

栄養面のポイントを詳しく見ていきましょう。

ジウィピークは1粒あたりの栄養価が高い!

ジウィピークの栄養バランスは、高カロリー・高タンパク・高脂肪と栄養満点!

ジウィピークは、主原料の肉類に含まれる栄養素を壊さないように、水分をゆっくり除去したエアドライ製法で作られています。

そのため、ドッグフードというより、ほぼ肉を食べるような状態。水分がほぼ含まれていないため、フードの1粒1粒に栄養がギュッと凝縮されています。

このことから、ジウィピークの給与量は、一般的なドッグフードの約半分の量になります。

与える量は少なくなりますが、1粒あたりの栄養価が高いので問題ありません。

与えすぎると、すぐカロリーオーバーや栄養過剰になるので、最初は給与量を必ず守ること。

ただ、給与量はあくまで目安です。

給与量どおり与えていても、愛犬が痩せたり太ったりなどの変化が見られた場合は、フードの量を少量ずつ調節してあげましょう。

まとめ

ジウィピークは、ニュージーランド産の肉の旨味と栄養がギュッと凝縮された、栄養価の高いドッグフードです。

安全性も申し分ないので、子犬から高齢犬のすべての愛犬におすすめ。

ただ、価格がものすごく高いのが難点ですが、アレルギーのある愛犬やドライフードが苦手な愛犬は試して見る価値がある、高品質なドッグフードです。

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