柴犬のデリケートな肌を守り、肥満も予防もできる!
そんなドッグフードのポイントを確認していきましょう。
【ペットフード販売士厳選】柴犬おすすめドッグフード!安全な餌ランキング
小さな耳とクリクリの目がかわいい柴犬は、日本だけでなく海外でも人気の犬種です。
ただ、健康面では太りやすかったり肌荒れを起こしやすいなど、注意が必要な点もあります。
そこで、柴犬におすすめのドッグフードの選び方を4つのポイントに絞ってお伝えします!
また柴犬専用のドッグフードと柴犬に評判のドッグフード合計15商品を徹底比較。
その中から、おすすめのドッグフードをランキングでご紹介しますので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてくださいね。
目 次
柴犬のドッグフードの選び方
柴犬はもともと猟犬だったため、運動が大好きで食欲旺盛。筋肉もバランス良く付いています。
ただ、食べ過ぎると太りやすいので肥満に注意。また肌が弱く、皮膚炎を起こしやすいので皮膚や被毛のケアが欠かせません。
●柴犬の体の悩み
- 肌荒れ(赤み、かぶれ、アトピー性皮膚炎)
- 毛並み・毛艶の管理
- 太りやすい
そこで柴犬の体の悩みをカバーできるように、ドッグフードを選ぶときは「主原料(肉・魚)」「オメガ3」「消化が良い」「低脂肪」の4点を重視して選んでいきます。
- 主原料が肉か魚
- オメガ3配合(亜麻仁、魚油など)
- 消化が良い(グレインフリー、乳酸菌配合)
- 低脂肪
1つずつ詳しく見ていきましょう。
【ポイント1】肉・魚由来の良質なタンパク質を補う
柴犬の筋肉をキープしながら、デリケートな皮膚や被毛を守るには、肉または魚がメインのドッグフードがおすすめです。
なぜなら筋肉や皮膚、被毛などの体の細胞はすべて、タンパク質でできているから。
そのため、筋肉を増やしたり健康的な皮膚や被毛を保つには、タンパク質をしっかり補う必要があります。
ちなみにタンパク質が豊富な食材は、肉や魚、小麦、大豆などがありますが、良質なタンパク質を摂取できるのは肉と魚だけ。
肉・魚由来の動物性タンパク質には、筋肉や皮膚・被毛の再生に欠かせない必須アミノ酸が10種類すべて含まれています。
【ポイント2】オメガ3で肌荒れを予防・改善!
柴犬は皮膚がデリケートのため、赤みやかぶれなどの肌荒れを起こしがちです。
そこで積極的に摂取させたいのが、魚の油や亜麻仁油に豊富に含まれるオメガ3(脂肪酸)です。
オメガ3は犬の皮膚や被毛に欠かせない油の成分。抗炎症作用があり、肌荒れの原因である炎症物質の働きを抑えて、肌を健康的に保ってくれます。
そのため、原材料に魚(魚油)や亜麻仁油が使用されているドッグフードを選びましょう。
またオメガ3の含有量が確認できる場合は、オメガ3が0.8%以上のドッグフードがおすすめです。
また、柴犬は遺伝的にアトピー性皮膚炎を発症しやすい犬種です。日頃から皮膚の健康状態をチェックしたり、被毛を清潔に手入れしてあげましょう。
【ポイント3】消化の良いフードでお腹の負担を減らす
柴犬のデリケートな肌を安定させるには、グレインフリーや乳酸菌配合など、消化が良くお腹にやさしいドッグフードがおすすめです。
じつは腸には免疫細胞の7割が存在しているため、消化の悪いものばかり食べていると、腸内環境が悪化して免疫力まで落ちてしまうのです。
免疫力が低下した肌は刺激に弱く、皮膚炎も起こしやすくなります。
そのため、犬が消化しにくい穀物(小麦・トウモロコシなど)が使用されていないグレインフリーや、腸内環境を整える乳酸菌配合のドッグフードを選びましょう。
【ポイント4】低脂肪フードで肥満を防ぐ!
柴犬は太りやすい体質なので、ドッグフードでも肥満予防ができるものがおすすめです。
犬の場合、とくに注意が必要なのがドッグフードに含まれる脂肪分。犬は脂肪を摂りすぎるとすぐ太ってしまうので、低脂肪のドッグフードで肥満を予防しましょう。
ちなみに、一般的なドッグフードの脂肪分の平均値は12~15%。
太りやすい柴犬には、脂肪分12%以下のドッグフードがおすすめです。
以上が、柴犬に合うドッグフードの選び方のポイントです。
それでは、選び方のポイントを参考に、柴犬に人気のドッグフード15商品を比較してみましょう。
【比較】柴犬専用・柴犬に人気のドッグフード15商品
柴犬専用と柴犬に人気のドッグフード合計15商品について、主原料、脂肪分、安全性(無添加・品質など)の3点を比較してみました。
良くないものを赤、注意が必要なものをオレンジ、良いものを緑でチェックしています。
柴犬専用・人気のドッグフード15商品
商品名 | 主原料 | 脂肪分 | 安全性 |
---|---|---|---|
日本犬 柴専用(チキン味) | 穀類(小麦粉など) | 少ない(8.5%) | |
愛犬元気(柴犬用) | 穀類(トウモロコシ、小麦粉など) | 控えめ(10.0%) | |
ナチュロル | 牛肉、鶏肉、馬肉、魚(すべて新鮮生肉) | 少ない(8.0%以上) | |
プロマネージ(柴犬専用) | 米、チキンミール | 標準(12.0%) | |
モグワン | チキン&サーモン56% | 標準(12.0%) | |
アランズ | ラム肉55% | 標準(12.5%) | |
ベストバランス カリカリ仕立て(柴犬用) | 穀類(トウモロコシ、小麦粉など) | 控えめ(10.0%) | |
いぬはぐ | チキン | 控えめ(6.0%) | |
シュプレモ(小型犬) | チキン | やや多い(15.0%) | |
スマック(柴犬用) | 穀類(トウモロコシ、パン粉など) | 少ない(8.0%) | |
ウェルケア(柴専用) | 肉類(鶏肉、チキンミールなど) | 控えめ(10.5%) | |
ブッチ | ビーフ、ラム、チキン、ムロアジ | 少ない(8.0%) | |
オリジン | 鶏肉 | 多い(18.0%) | |
ロイヤルカナン(柴犬) | トウモロコシ | 標準(12.0%) | |
カナガン | チキン51% | 多い(17.0%) |
※脂肪分の数値は成分表参考
主原料は肉か魚(含有量が把握できるものがおすすめ)で、脂肪分12%以下のものがおすすめです。
また愛犬の健康を損なわないように、無添加(人工添加物不使用)やヒューマングレードなど、安全性や原材料の品質も信頼できるものを選びましょう。
それでは、以上のドッグフードのなかで柴犬におすすめの5商品をランキングでご紹介します!
【ペットフード販売士厳選】柴犬におすすめのドッグフードランキング
柴犬おすすめドッグフードランキング
安全性について
人工添加物不使用、ヒューマングレード、タンパク源(チキン・サーモン)、グレインフリー(穀物不使用)
栄養面について
カロリー控えめ、高タンパク、乳酸菌、ココナッツオイル、オメガ3、グルコサミン・コンドロイチン
「モグワン」は原材料の56%にチキンとサーモンが使用されているので、筋肉や体づくりに欠かせない必須アミノ酸をしっかり摂取できます。
また肌荒れや毛並みを改善するオメガ3はAAFCO基準(ドッグフードの栄養基準)の10倍!炎症を起こしやすい柴犬のデリケートな皮膚を守ってくれます。
グレインフリー(穀物不使用)、乳酸菌配合と、柴犬に合うドッグフードの条件もクリア!
さらに脂肪の燃焼を促すココナッツオイルも配合されているので、肥満予防・ダイエット中の愛犬にもおすすめです。
安全性について
人工添加物不使用、ヒューマングレード、主原料(チキン・サーモン)、グレインフリー(穀物不使用)
栄養面について
低カロリー、低脂肪、サーモンオイル、乳酸菌、グルコサミン・コンドロイチン
「いぬはぐ」はワンちゃんのお腹の調子を整えることを目的に作られたドッグフードです。
アレルギーの原因になりやすいグルテン(タンパク質の一種)、犬が消化しにくい小麦やトウモロコシは一切不使用!
また消化吸収の良い鶏肉が中心のレシピには、腸内環境を整える乳酸菌とオリゴ糖が配合されています。
お腹に良い成分がたくさん使用されているので、嘔吐や下痢をよく起こす愛犬にもおすすめです。
安全性について
無添加、ヒューマングレード、主原料(ラム肉)、小麦・トウモロコシ・大豆不使用
栄養面について
低カロリー、繊維多め、亜麻仁配合
涙やけや目ヤニの原因となる添加物が一切含まれていないので安心・安全です。
主原料には生ラム肉が55%使用されているので、うま味もしっかり感じられ、体の成長や健康維持に欠かせない良質なタンパク質(必須アミノ酸)も十分に摂取できます。
また動物性原料はラム肉の1種類に限定されているので、牛肉や鶏肉アレルギーの愛犬にもおすすめです。
安全性について
人工添加物不使用、ヒューマングレード、主原料(牛肉・鶏肉・馬肉・魚)、穀物不使用(グレインフリー)、国産
栄養面について
高タンパク、低脂肪、安定・持続型ビタミンC、乳酸菌、全年齢OK
また穀物不使用で消化がよく、お腹の調子を整える乳酸菌も配合されているので、お腹に余計な負担がかかりません。
さらにナチュロルには(細)免疫力の低下を防ぐ「安定・持続型ビタミンC」配合!免疫力をキープしてくれるので、病気や老化の予防も期待できます!
安全性について
人工添加物不使用、ヒューマングレード、グルテンフリー、主原料(ビーフ、ラム、チキン、ムロアジ)
栄養面について
水分量70%、低カロリー、オメガ3配合
柴犬は食欲旺盛な子が多いですが頑固な一面もあるため、一度食べなくなったドッグフードは見向きもしなくなる
という場合があります。
そんな愛犬におすすめなのが、水分量70%のウェットタイプの「ブッチ」です。
ブッチは肉の割合が最大92%!お肉の旨味や栄養がギュッと詰まっているので、愛犬も飽きることなく喜んで食べてくれます。
柔らかいので子犬や老犬も食べやすく、水分補給も同時におこなえるので脱水症状の予防効果もあります。
柴犬のドッグフードの量・与え方
柴犬は食べることが大好きだけど太りやすい・・そんな愛犬にどのくらいドッグフードをあげて良いの?
と、柴犬に与えるドッグフードの量に悩んでいる飼い主さんは多いはず。
まずはメーカーが指定する体重別の給与量を目安に与えてみましょう。
ただ、メーカーの給与量はあくまで目安です。
そのため、愛犬の体重の変化やうんちの状態をチェックして、ドッグフードの量を調整しながら愛犬のベストな量を見つけてあげることが大事です。
ドッグフードの量・調節方法
- メーカー指定の給与量を与える(外袋やHPに掲載あり)
- 愛犬の体重やうんちの状態をチェック
- ドッグフードの量を5~10%調整する
体重が増えた、下痢をした(軟便)の場合
体重が増えた場合はもちろんですが、普段よりうんちが柔らかすぎたり下痢をした場合は、ドッグフードの量が多すぎます。
メーカーの指定量から5~10%減らして、愛犬の様子や体重、うんちの状態を確認しましょう。
体重が減った、うんちが硬い、便秘になった場合
体重が減った、普段よりうんちが硬すぎる、便秘になったという場合は、ドッグフードの量が少ないことが考えられます。
メーカーの指定量から5~10%増やして、愛犬の様子や体重、うんちの状態を確認しましょう。
子犬のドッグフードの量
生後12ヶ月未満の子犬は、体の成長・発育のために成犬より多くのエネルギーが必要です。
そのためメーカー指定の給与量より5~10%多めに与えましょう。
ただ下痢や軟便などの異常が見られたら、メーカーの目安の量に戻すこと。また生後3~4ヶ月までは食べやすいように、ぬるま湯でふやかしてあげましょう。
高齢犬・老犬のドッグフードの量
高齢犬や老犬は運動量が落ちるため、体に必要なエネルギーの量は成犬より少なくなります。
成犬の頃と同じ量では肥満になるので、メーカーの給与量から5~10%減らした量を与えましょう。
地道な作業ですが、この方法が愛犬のベストなドッグフードの量を見つける、もっとも簡単な方法です!
焦らず、じっくり試してみてくださいね。
つづいて、もう少し専門的な方法をご紹介します。
ドッグフードの計算方法
愛犬にベストなドッグフードの量を1日に必要なエネルギー量から割り出すこともできます。
1日に必要なエネルギー量は、愛犬の健康状態(去勢・避妊の有無、肥満、高齢、妊娠中など)によって変わるため、つぎの計算式で求めます。
愛犬の1日に必要なエネルギー量の求め方
- 安静時のエネルギー要求量(RER)
30×体重(kg)+70 または 70×(体重kg)0.75乗 - 1日あたりのエネルギー要求量(DER)
係数×RER
※係数は必要量によって変わる
詳しい内容は、こちらの記事でチェック!
ドッグフードを食べない場合の対処法
いつもガツガツ食べるのに、急にご飯を食べなくなった!
そんな場合は愛犬の様子をチェックして原因を探りましょう!
まとめ
柴犬のドッグフードの選び方のポイント、柴犬におすすめのドッグフードをご紹介させていただきました。
柴犬のドッグフード選びでは、運動量が多いので良質なタンパク質が補えるもの。それから肥満予防と皮膚のケアがおこなえることがポイントです。
- 主原料が肉か魚
- オメガ3配合(亜麻仁、魚油など)
- 消化が良い(グレインフリー、乳酸菌配合)
- 低脂肪
ぜひランキングを参考に、愛犬が喜んで食べてくれるドッグフードを選んであげましょう!
おすすめドッグフード目的別ランキング