犬の専門雑誌「WDJ」で評価され続けているドッグフードなだけあって、安全性・栄養バランスともに高品質なフードです!
【ペットフード販売士が徹底調査】アーテミス・フレッシュミックスの良い点・悪い点がひと目で分かる!成分・材料・本当の評価は?
犬の専門雑誌「ホールドッグジャーナル(WDJ)」で最高級品質と評価され続けているのが、「アーテミス」のドッグフード。
世界25カ国以上で愛され続けているアメリカ発のプレミアムフード「アーテミス」のなかで、もっとも一般的な「アーテミス フレッシュミックス(小型・成犬用)ドッグフード」の安全性と栄養面をチェックしましょう。
【 総合評価 】
4.5 点
目 次
アーテミス・フレッシュミックスドッグフードの評価結果
犬のごはん塾では、ドッグフードの評価基準として「安全性」と「栄養バランス」を中心に評価しています。
【安全性の評価結果】では、愛犬が毎日安心して食べられるかをチェックし、【栄養バランスの評価結果】では、愛犬に必要な栄養がバランス良く含まれているか分析しています。
それでは、アーテミス フレッシュミックスドッグフードの「安全性」と「栄養バランス」をチェックしましょう。
アーテミス フレッシュミックスドッグフードの安全性
チェック項目 | 評価 |
---|---|
人工添加物 | ◎不使用 |
原料の品質 | ◎ |
4Dミート | ◎不使用 |
副産物 | ◎不使用 |
主原料 | ◎フレッシュチキン |
- 人が口にできる高レベルの食材を使用
- 人工添加物(保存料・酸化防止剤など)不使用
- 主原料に新鮮な鶏肉を使用
アーテミス・フレッシュミックスドッグフードの栄養バランスの評価結果
※ベストな数値は健康な成犬の目安です
栄養素 | レベル |
---|---|
カロリー | 標準 |
タンパク質 | やや高い |
脂 質 | やや高い |
粗繊維 | やや高い |
ミネラル 他 | 標準 |
- 5種類のタンパク源でアレルギーを予防
- 皮膚や毛に必要な「オメガ6・オメガ3」配合
- おなかの調子を整える善玉菌配合
→ 『アーテミス フレッシュミックスの栄養バランス』を詳しく見る
さらに詳しい内容について、フードの安全性から見ていきましょう。
アーテミス・フレッシュミックスドッグフードの安全性の評価結果
アーテミス フレッシュミックスドッグフードの安全性
チェック項目 | 評価 |
---|---|
人工添加物 | ◎不使用 |
原料の品質 | ◎ |
4Dミート | ◎不使用 |
副産物 | ◎不使用 |
主原料 | ◎フレッシュチキン |
『安全性の基準』はこちら
添加物
無添加、自然由来の酸化防止剤のみ | |
添加物を使用(要注意の添加物以外) | |
要注意の添加物を使用 |
原料の品質
ヒューマングレード(人が食べられる品質)の表示あり | |
ヒューマングレードの表示なし(副産物不使用) | |
ヒューマングレードの表示なし(副産物使用) |
4Dミート(病気や死んだ家畜の肉)
不使用の表示あり(ヒューマングレード) | |
不使用の表示なし(副産物不使用) | |
不使用の表示なし(副産物使用) |
副産物(○○エキス・○○ミール)
不使用(ヒューマングレードの表示あり) | |
使用(使用した家畜の種類や部位が確認できる) | |
使用(使用した家畜の種類や部位が不明) |
主原料
肉か魚が50%以上、又は第1と第2原料が肉か魚 | |
第1原料が肉か魚で、第2原料は穀物 | |
第1原料が穀物(トウモロコシ、小麦、米) |
アーテミス・フレッシュミックスドッグフードの安全性は?
アーテミス・フレッシュミックスは、安全性を判断する5つのポイント(添加物・品質・4Dミート・副産物・主原料)のすべてが最高得点の◎です。
それぞれのポイントを見ていきましょう。
●添加物
アーテミス・フレッシュミックスの原材料には、保存料や着色料や酸化防止剤などの人工添加物は一切使用されていません。
- 着色料
- 保存料
- 香料
- 防カビ剤
- 保湿剤
- 増粘剤
- 発色剤
- 酸化防止剤
- pH調整剤
これらの添加物の中には、大量摂取するとアレルギーやがんに悪影響を与える危険なものがあります。
しかし、アーテミス・フレッシュミックスはフードの酸化を防ぐ「酸化防止剤」も天然由来の成分だけ。
天然ハーブ(ローズマリー・グリーンティ)やビタミンが持つ抗酸化成分を利用して、フードの酸化を安全に防止しているので、愛犬にも安心です。
アレルギーやがんに悪影響を与える危険な添加物は、一切使用されていません!
●原材料の品質(4Dミート・副産物)
ドッグフードは人間の食品だけでなく、ウシやブタなどの家畜のエサより安全基準が下です。
そのため安価なドッグフードの原材料には、食用に利用できない家畜の内臓や羽、ひづめなどを利用した「副産物」や「4Dミート(病気・死亡した家畜)」が使用されている場合があります。
それに対して、アーテミス・フレッシュミックスは「ヒューマングレード(人間基準)」のドッグフードです。
アーテミスの公式サイトにも、「厳しい検査をクリアした、人間が食べられるレベルの原材料のみを使用」と原材料の品質が安全であることがはっきりと表示されているので、安心です。
原材料は、私たちも食べられる安全な食材だけが使用されています
粗悪な材料(副産物・4Dミート)は一切含まれていません
●主原料
アーテミス・フレッシュミックスの主原料は、「フレッシュチキン」。新鮮な鶏肉から筋肉や皮膚などの全身に必要なタンパク質をしっかり補えます。
また、鶏肉は「高タンパク・低脂肪」なヘルシーなお肉なので、肥満気味の愛犬にもおすすめ。
お肉の中でも消化・吸収が良く、「疲労回復」「筋肉の成長促進」「老化防止」などの効果が期待できます。
主原料は「高タンパク・低脂肪」のヘルシーな鶏肉!
体の成長・維持に欠かせない「良質なタンパク質」をしっかり補えます
対応年齢や酸化防止対策、価格について
対応年齢・酸化防止対策など
フードの対応年齢 | 1~7才用 |
酸化防止剤 | 天然ハーブビタミン類 |
穀物 | 玄米・黍(きび) |
原産国 | アメリカ |
価格(1袋/1kg) | 2,018円(税込) |
内容量の種類 | 1kg・3kg・6kg・13.6kg |
購入方法 | 公式サイト |
※Amazon参考価格
愛犬の年齢や体調にあわせて選べる!
今回チェックしている、「アーテミス フレッシュミックス スモールブリードアダルト(小粒)」は、1~7才までの小型犬用ですが、他にもさまざまな種類があります。
●アーテミス フレッシュミックスの種類
- スモールブリードパピー(小粒)
小型犬幼犬用(離乳期~12ヶ月以下) - スモールブリードアダルト(小粒)
小型犬成犬用(1~7才)※今回チェックしているフード - アダルトドッグ
中・大型成犬用1~6才 - ウェイトマネージメント アダルトドッグ
肥満ぎみ・原料が必要な成犬用 - ウェイトマネージメント&スモールシニアドッグ(小粒)
肥満傾向の小型犬の成犬、シニア犬用
いずれも人工添加物フリーで、原材料は人も食べられる高品質な食材が使用されています。
なお、今回はチェックした「スモールブリードアダルト(小粒)」は、内容量が1kg・3kg・6kg・13.6kgの4タイプありますが、袋に保存用のジッパーが付いているのは、1kgと3kgだけ。
保存用のジッパーがない6kgと13.6kgは袋のまま保存できないので、密閉容器を用意しておきましょう。
またアーテミスでは、「フレッシュミックス」のほかに、免疫力をサポートするアガリクス茸を使用した「アガリクス アイエス」と、穀物不使用の「オソピュア グレインフリー」も展開されています。
アーテミス・フレッシュミックスドッグフードの原材料
危険な材料を赤色、良い材料を緑色でチェックしています。
フレッシュチキン、ドライチキン、フレッシュターキー、玄米、黍(キビ)、えんどう豆、えんどう豆粉、卵、豆タンパク質、鶏脂肪(混合トコフェロールによる保存処理済)、トマト搾り粕(リコピン)、フレッシュダック、フレッシュサーモン、ドライ魚肉、フラックスシード、チキンスープ(天然風味料)、サーモンオイル(DHA源)、塩、塩化カリウム、塩化コリン、乾燥チコリ根、ケルプ、人参、リンゴ、トマト、ブルーベリー、ほうれんそう、クランベリー、ローズマリーエキス、パセリフレーク、グリーンティエキス、大麦エキス、L-カルニチン、ラクトバチルスアシドフィルス菌、ビフィドバクテリウム アニマリス、ラクトバチルスロイテリ、ビタミンE、キレート鉄、キレート亜鉛、キレート銅、硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、硫酸銅、ヨウ化カリウム、チアミン硝酸塩、キレートマンガン、酸化マンガン、アスコルビン酸、ビタミンA、ビオチン、パントテン酸カルシウム、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、ビタミンB12、リボフラビン、ビタミンD、葉酸
メイン食材のフレッシュチキン・ドライチキン・フレッシュターキーには、筋肉や内臓などの全身に必要な「良質なタンパク質」がたっぷり含まれています。
また、ポリフェノールやビタミンが豊富な野菜や果物が多く使用されています。
※豆タンパク質と塩については、後の栄養バランスの章で触れています。
原材料で気になること
その他にも、気になる原材料をチェックしましょう。
●毛並みを良くするフラックスシード・サーモンオイル配合
健康的な皮膚や毛の維持には、オメガ6とオメガ3の2つの油が欠かせません。
とくに、肌荒れや毛のパサつき、毛量が少ないなどの悩みがある愛犬には、炎症を抑える作用のオメガ3を積極的に摂取させる必要があります。
アーテミス フレッシュミックスには、オメガ3が豊富に含まれる「フラックスシード(亜麻仁油)」と「サーモンオイル」が配合されているので、肌荒れや毛並みの改善が期待できます。
●お腹の調子を整える善玉菌配合
下痢や嘔吐の原因の1つは、腸内環境の悪化。
腸内に悪玉菌が増えると、腸が正常に働かないために下痢や嘔吐になり、免疫力も低下します。
アーテミス フレッシュミックスは、愛犬の腸内環境を整えるために3種類の乳酸菌類が配合されています。
- ラクトバチルスアシドフィルス菌
腸内環境を整える善玉菌の1つ。
整腸作用のほかに、免疫機能を促進したり、サルモネラ菌などの病原菌の増殖を抑える働きもあります。 - ビフィドバクテリウム アニマリス菌
腸内環境を改善する善玉菌が増えやすい環境をつくる働きがあります。
馬や牛、豚などの哺乳類の大腸にもっとも多く存在するビフィズス菌です。 - ラクトバチルスロイテリ菌
整腸作用にすぐれた乳酸菌の1つ。
抗菌物質をつくり出して、有害な菌の発育を抑えます。
つづいて、栄養バランスについて見ていきましょう。
アーテミス・フレッシュミックスドッグフードの栄養バランスは?
「食事 = 予防医療」というコンセプト
アーテミス フレッシュミックス(小型・成犬用)のパッケージには、下記の成分表が表示されています。
タンパク質:25.0%以上
脂質:15.0%以上
粗繊維:4.5%以下
灰分:6.8%以下
水分:10.0%以下
オメガ6:2.4%以上
オメガ3:0.4%以上
カルシウム:1.47%
リン:1.00%
ナトリウム:0.35%
マグネシウム:0.11%
代謝エネルギー:368.3kcal/100g
犬のごはん塾では上記の成分表は使わず、フードに含まれる水分を差し引いた乾燥重量で栄養バランスをチェックします。
なぜならフードに含まれる水分量は製品ごとにちがうため、水分を抜いた乾燥重量で栄養バランスを確認するほうが他のフードとのちがいが分かりやすくなるからです。
ちなみに乾燥重量はパッケージに記載されている成分表をもとに、下記の計算式で割り出します。
乾燥重量=栄養素の値÷(100-フードの水分量)×100
アーテミス フレッシュミックスの乾燥重量の値を見てみましょう。
アーテミス・フレッシュミックスドッグフードの乾燥重量の成分値
- 粗タンパク質:27.8%
- 脂質:16.7%
- 粗繊維:5%
- オメガ6:2.7%
- オメガ3:0.44%
- カルシウム:1.6%
- リン:1.1%
- ナトリウム:0.39%
- マグネシウム:0.12%
上記の値を「犬のごはん塾が示す栄養バランスの基準」にそって評価すると、下記のような評価結果となります。
アーテミス・フレッシュミックスドッグフードの栄養バランスの評価結果
※ベストな数値は健康な成犬の目安です
栄養素 | レベル |
---|---|
カロリー | 標準 |
タンパク質 | やや高い |
脂 質 | やや高い |
粗繊維 | やや高い |
ミネラル 他 | 標準 |
『栄養バランスの基準』はこちら
カロリー(100gあたり)
- 低い
- 340kcal未満
- やや低い
- 340~360kcal未満
- 標準
- 360~380 kcal未満
- やや高い
- 380~400kcal未満
- 高い
- 400kcal以上
タンパク質
- 低い
- 22%未満
- やや低い
- 22~24%未満
- 標準
- 24~27%未満
- やや高い
- 27~29%未満
- 高い
- 29%以上
脂質
- 低い
- 10%未満
- やや低い
- 10~12%未満
- 標準
- 12~15%未満
- やや高い
- 15~17%未満
- 高い
- 17%以上
カルシウム
- 低い
- 0.7%未満
- やや低い
- 0.7~1.0%未満
- 標準
- 1.0~1.8%以内
- やや高い
- 1.8~2.2%未満
- 高い
- 2.2%以上
リン
- 低い
- 0.8%未満
- やや低い
- 0.8~1.0%未満
- 標準
- 1.0~1.6%以内
- やや高い
- 1.6~1.8%未満
- 高い
- 1.8%以上
カルシウム:リン比
- 適正値
- 1:1~2:1
粗繊維
- 低い
- 1.5%未満
- やや低い
- 1.5~3%未満
- 標準
- 3~4.5%未満
- やや高い
- 4.5~6%未満
- 高い
- 6%以上
ナトリウム
- 低い
- 0.1%未満
- やや低い
- 0.1~0.3%未満
- 標準
- 0.3~0.5%未満
- やや高い
- 0.5~0.7%未満
- 高い
- 0.7%以上
マグネシウム
- 低い
- 0.06%未満
- 標準
- 0.06~0.11%未満
- 高い
- 0.11%以上
- 5種類のタンパク源でアレルギーを予防
- 皮膚や毛に必要な「オメガ6・オメガ3」配合
- おなかの調子を整える善玉菌配合
栄養面のポイントを詳しく見ていきましょう。
5種類のタンパク源でアレルギーを予防
アーテミス フレッシュミックス(小型・成犬用)は、主なタンパク源に鶏・ターキー(七面鳥)・鴨(ダック)・サーモン・えんどう豆の5種類の食材が使用されています。
さまざまな食材からタンパク質を摂取できることは、アレルギーのリスクを低下させる効果があります。
近年、アレルギーのリスクを高める原因の1つとして、「特定のタンパク質」だけを偏って摂取することが危険視されています。
同じ食材ばかりを食べ続けていると、その食材に含まれる「特定のタンパク質」に対する体内の許容量が満タンに・・。
すると、免疫機能が特定の食材を異物とかんちがいして、アレルギー反応が引き起こされると考えられているのです。
その点、アーテミス フレッシュミックスは主なタンパク源が5種類もあるので、特定のタンパク質に偏る心配がありません。
ただ1点注意したいのが、原材料に使用されている「豆タンパク質」です。
主なタンパク源の1つに使用されている「えんどう豆」はアレルギーの原因になりにくいですが、豆タンパクの原料は不明・・。
大豆アレルギーの愛犬は注意が必要です。
塩分(ナトリウム)の量は平均的
アーテミス フレッシュミックスの原材料には、「塩」が配合されています。
そもそも、犬の体にも塩分(ナトリウム)は必要ですが、その必要量はごくわずか。
肉や魚を食べていれば、それらの食材からナトリウムを補えるので、基本的には塩分をわざわざ配合する必要はありません。
このことから、塩分が配合されているフードは悪いフードだと考える意見もありますが、大事なのはフードに含まれるナトリウム量です。
なお、アーテミス フレッシュミックスのナトリウム量は0.35%(乾燥重量:0.39%)。
それに対して、市販のドッグフードに含まれるナトリウムの平均値は0.3~0.5%。
アーテミス フレッシュミックスのナトリウム量は、市販のフードの平均値とほぼ変わらないので問題ありません。
まとめ
アーテミス フレッシュミックス(小型・成犬用)ドッグフードは、私たちも食べられる高品質な食材で作られた、安全性の高いドッグフードです。
肉と魚(鶏肉・ターキー・ダック・サーモン)由来のタンパク質には、筋肉や皮膚、毛に欠かせない「必須アミノ酸」が豊富に含まれているので、愛犬の体の維持をサポートしてくれます。
「ホールドッグジャーナル(犬の専門雑誌)」で最高級品質と認められた、愛犬におすすめのドッグフードです。
おすすめドッグフード目的別ランキング